定型HTMLを作成「Cool Sheet」v2.34
Webのリンク集や画像ギャラリーなどを表形式データベースで作成・管理
(99/04/14)
ホームページでリンク集やサムネイル表示の画像ギャラリー、自作ソフトの配布ページなどを作っていると、登録数が少ないうちはまだいいが、多いと次第に管理が面倒になってくる。またページのレイアウトを変えたくなったとき、HTMLタグを一つ一つ書き換えなければならず、大変な作業になってしまう。そんなときに使いたいのが「Cool Sheet」だ。
「Cool Sheet」は表形式でデータを管理し、“変換プラグイン”と呼ばれるテンプレートに各データをはめ込んでHTMLを作成するソフト。ちょうど差込印刷のような感じで、データベースをもとに各レコードが定型で並んだHTMLファイルを出力する。1レコード1ページ型ではなく、いくつものレコードを1ページ内で一覧するタイプのWebページを作るために使う。リンクリストやサムネイル、テーブル、日記などの変換プラグインはサンプルが標準で用意されており、ごく基本的なHTMLの知識があれば、流用したり一から自作して簡単にページを作成できるだろう。(ただしシェアウェア未登録の場合、自作できる変換プラグインは1つのみ)。
たとえばリンク集なら、サイト名、URL、オーナー名、一言コメントなどを一覧表として入力し、そのデータをはめ込む部分の定型HTMLタグ、およびページの上下につくヘッダー(HTMLファイルの冒頭につける固定タグ)とフッター(HTMLファイルの最後につける固定タグ)をテンプレートとして用意すれば、簡単にリンク集ページができあがる。レコードを追加するときはデータベースに追加入力していくだけ、ページレイアウトを変えたいときはテンプレートのHTMLタグを変えるだけなので、データ管理やページのリニューアルがとてもラクになる。
各データの入力や修正は「Cool Sheet」単体で行うことができ、操作も簡単。CSVファイルを読み書きできるので、データ管理に普段使い慣れた表計算ソフトやカード型データベースソフトを使ってもいいだろう。ちょっとしたリンク集ページの作成から、窓の杜のライブラリのような大規模なデータ集ページ作成まで、ホームページオーナーを強力にサポートしてくれるソフトだ。
【著作権者】宮垣 尚也 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,900円
【バージョン】2.34(98/09/10)
□幻影工房
http://www2s.biglobe.ne.jp/~cool/
(ひぐち たかし)