ストリーム再生機能を大幅に強化した「QuickTime 4」Preview Release
ビジュアル重視のユーザーインターフェイスでMP3にも対応
(99/04/20)
米Apple Computerは20日(現地時間)、マルチメディア再生・編集ソフト「QuickTime 4」Preview Releaseを公開した。多様な形式の画像やサウンド、ムービーの再生・編集が可能なソフトで、現在同社のホームページからは29.99ドルの登録料金が必要なPro版と、Pro版から動画編集機能などが省かれたフリー版をダウンロードできる。
「QuickTime 4」は、PNG/Flash Pix/AVI/Macromedia Flash/DVをはじめとする多くのファイル形式に対応したほか、前バージョンの「QuickTime 3」に比べて大幅に品質の向上したストリーム再生を可能にし、ビジュアルと操作性を重視したユーザーインターフェイスに変更されている。MP3形式のオーディオファイルの再生にも対応した。さらに、「Internet Explorer」v4.0から採用されたアクティブセットアップのように、ユーザーが選択したコンポーネントに必要なファイルのみダウンロードしてインストールする方法に変更された。
また、米Apple Computerは同時に「QuickTime 4」用のサーバーソフトウェアをオープンソースのかたちで公開すると発表した。業界標準規格であるRTP/RTSPプロトコルをサポートしており、Mac OS X Server向けの無償アップデートとして提供される。
なお、同社のWebサイトでは「QuickTime 4」に最適化されたライブ放送やQuickTime VRコンテンツといったストリームコンテンツがすでに公開されており、「QuickTime 4」のコンポーネントである「QuickTime Web Browser Plug-in」をインストールすることで、「Internet Explorer」や「Netscape Navigator」などのブラウザーで閲覧することができる。
【著作権者】Apple Computer, Inc.
【ソフト種別】フリーソフト(Pro版は29.99ドル)
【バージョン】4(99/04/20)
□Apple Computer
http://www.apple.com/
□Apple - Products - QuickTime
http://www.apple.com/quicktime/index.html
□QuickTime 4パブリックベータのニュースリリース
http://www.apple.co.jp/news/1999/apr/20qt4beta.html
□QuickTime Streaming Serverのニュースリリース
http://www.apple.co.jp/news/1999/apr/20qtstreaming.html
□Appleのパブリックソースライセンスアップデートのニュースリリース
http://www.apple.co.jp/news/1999/apr/20opensource.html
□Apple - Public Source
http://www.publicsource.apple.com/
(日沼 諭史)