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特集


ダイアルアップルーターを支援ソフトで使いこなそう
ダイアルアップルーターを直接制御したり接続状態を表示

(99/04/27)

 最近、複数のPCから同時にインターネットに接続できるダイアルアップルーターを利用する人が増えている。多くのダイアルアップルーターでは専用ソフトやWWWブラウザーから各種設定をするようになっており、特に専門知識がなくても簡単に設定することができる。また、必要な場合にだけ自動的に接続する自動接続機能は、半ば専用線感覚で使えて非常に便利だ。

 しかし、そのような標準の設定方法では、どうしても細かい制御ができなかったり、ちょっとした設定にもいちいちWWWブラウザーを起動する必要があるなどの短所もる。また、自動接続機能はユーザーの意図しない接続をしてしまうこともあり、どうしても料金面での心配がある。そういった背景から生まれたのがダイアルアップルーターの支援ソフト。明示的に回線の接続・切断ができたり、動作状況をリアルタイムに表示したりと、目的に合わせた使いやすいツールが多く登場している。

 特にユーザーの多い、NTT-MEから発売されている「MN128-SOHO」を代表とするMN128シリーズ用のソフトが圧倒的な数を誇っている。今回は、MN128シリーズ用とその他のダイアルアップルーター用に分けて、ダイアルアップルーターの使い勝手をアップするソフトを紹介しよう。

■ MN128シリーズ用ソフト

「SOHOコントローラ」- タスクトレイアイコンで接続状態がひと目で分かる

「SOHOコントローラ」  「MN128-SOHO」の制御をタスクトレイから行うソフト。「SOHOコントローラ」を起動するとタスクトレイに常駐し、「MN128-SOHO」が接続状態になるとアイコンが黄色く表示される。アイコンをダブルクリックすることで素早く回線の接続・切断できる。また、クリックすることで、「MN128-SOHO」に設定されている複数の接続先から選択して接続することもできる。なお、「MN128-SOHO」のファームウェアv1.20でしか動作確認を行っていないとのことだ。

【著作権者】T.Gaito 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.5(98/06/15)

□T.Gaito's Software Room
http://www.vector.co.jp/authors/VA000716/

「MN128-SOHO SL」「MN128コントローラ」- 最新の「MN128-SOHO SL」シリーズへの対応も

 「MN128-SOHO」の回線接続・切断作業を支援するソフト。回線の接続・切断を行うほか、接続・切断の時間を記録したり、電話料金やプロバイダーの料金をリアルタイムで表示する。ほかにも、「MN128-SOHO」の内蔵時計の時間をPCの時間と合わせたり、接続・非接続に関らず定期的にメールの到着をサーバーに問い合わせる機能もある。最新版のv2.03では「MN128-SOHO SL」シリーズへの対応や、イベントごとにサウンドを鳴らす機能などが追加された。

【著作権者】和月 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,800円
【バージョン】2.03(99/04/25)

□MN128コントローラ
http://cgi.din.or.jp/~watuki/mn128/

「MN128-SOHO Monitor」- タスクトレイをダブルクリックするだけで一発接続

「MN128-SOHO Monitor」  「MN128-SOHO Monitor」も「MN128-SOHO」の回線接続・切断作業を支援するソフト。起動するとタスクトレイに常駐し、接続状況を表示する小さなウィンドウも表示される。テレホーダイに合わせて接続・切断するタイマー機能のほか、接続時にメールソフトやWWWブラウザーなどを自動起動する機能も備えている。また、複数のPCで「MN128-SOHO Monitor」を同時に利用することもできる。

【著作権者】ゆ~きぃ 氏
【ソフト種別】シェアウェア 500円
【バージョン】2.51(99/02/11)

□Koala Project
http://www.nagisa.com/koala/

「MN128-SOHO Utility」- スクリプトで接続・切断を細かく制御

「MN128-SOHO Utility」  「MN128-SOHO」の回線接続・切断作業を制御するソフト。テレホーダイなどに合わせたタイマー接続・切断機能のほか、スクリプトで接続・切断などの開始時刻、終了時刻を指定して細かく制御する機能もある。また、アナログポートにかかってきた電話の番号や名前を表示する「CTI機能」が利用できる。「CTI機能」を利用するには「MN128-SOHO」とPCとをシリアルケーブルで接続し、ドライバーをインストールしておく必要がある。動作には別途Visual Basic 5.0のランタイムが必要だ。

【著作権者】Yuji 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.5Test(99/04/12)

□Mission complete !
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/6957/

「SOHOユーティリティ」- 表示が大きな分かりやすいインターフェイス

「SOHOユーティリティ」  「MN128-SOHO」の回線接続・切断作業を支援するソフト。回線のタイマー接続・切断機能のほか、ログ保存機能や課金情報の表示機能もある。起動するとタスクトレイに常駐し、ウィンドウにはB1、B2それぞれの回線の接続状況が大きく表示されて視認性が良い。ウィンドウが邪魔な場合は、タスクトレイのアイコンのみ表示させることも可能で、接続状況もアイコンで表示される。

【著作権者】kimura 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.4.2.1(99/02/17)

□茹でた毛ガニ堂?
http://www.ca.sakura.ne.jp/~tomkim/

「MnCon」- 便利な機能が満載の多機能フリーソフト

「MnCon」  「MnCon」は「MN128-SOHO」用の回線接続・切断作業を支援する多機能ソフト。タイマー動接続・切断機能やリダイアル機能、タイムプラスに対応した課金情報の表示機能などがある。ほかにも、SYSLOGサーバー機能や、NTPサーバー/クライアント機能、未読メールチェック機能なども備えている。接続状況を表示するウィンドウには、送受信のデータ転送率が平均と共にグラフ表示される。また、アナログポートに着信した電話の番号を表示する機能もある。複数のPCで利用している場合には、課金情報や設定の同期をとるといった細かい配慮がうれしい。Windows NTのサービスとして動作させる支援ソフトも提供されている。

【著作権者】Yukio Onishi 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.44.147(99/03/15)

□おおにしのホームページ
http://www.na.rim.or.jp/~yukio/

■ その他のダイアルアップルーター用ソフト

「RtCon」、「VehicleCon」- MnConの「RT」、「NetVehicle」対応版

「RtCon」  「RtCon」はヤマハRTA50iやRT80iなど「RT」シリーズ用の、「VehicleCon」は富士通「NetVehicle」シリーズやNTT「IPMATE 1200RD」、日立製作所「SR5」用の回線接続・切断作業を支援する多機能ソフト。上記の「MnCon」と同じ作者によるソフトで、ほぼ同じ機能を備えている。なお、「RtCon」では「NetVehicle S30 H30」には対応していないが、現在対応したバージョンを作成中とのことだ。

【著作権者】Yukio Onishi 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.44.147(99/03/15)

□おおにしのホームページ
http://www.na.rim.or.jp/~yukio/

「NetGenesis Monitor」- ログを収集して課金情報をグラフで分析

「NetGenesis4」  マイクロ総合研究所「NetGenesis4」用の接続状況監視ソフト。「NetGenesis4」のログ出力機能を利用してログを保存したり、接続状況を表示できる。回線への接続を監視することで、接続と同時にメールソフトなどを起動できる。現在、保存したログをもとに課金情報ををグラフにして表示するログビューワー「Log Viewer for NetGenesis Monitor」の開発が進められている。

【著作権者】深津治彦 氏
【ソフト種別】シェアウェア 500円
【バージョン】1.40(99/04/08)

□Fukatsu's Home Page
http://www2a.biglobe.ne.jp/~fukatsu/

(齋藤 正穂)

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