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【第34回】

今宵はビリヤードでハスラー気分!!
「Ultimate 8 Ball」

(99/05/12)

 日本でビリヤードがブームになったのは、いまから10年ちょっと前のこと。ポール・ニューマンとトム・クルーズが共演した映画『ハスラー2』の影響もあったのだろう。聞けば最近、再び静かなブームだという。そこで今回は「Ultimate 8 Ball」を紹介しよう。3Dグラフィックスを駆使した、リアルな対戦型ビリヤードシミュレーションだ。

「Ultimate 8 Ball」デモ版のタイトル画面

 ビリヤードをテーマにしたシミュレーションゲームは、これまでもいくつか登場しており、とくに目新しいジャンルというわけではない。しかし「Ultimate 8 Ball」は、対戦型シミュレーションという点で、他のソフトとは一線を画した作品に仕上がっている。豊富なシチュエーションに、豊富なルール。そして登場する個性あるプレイヤーたち。単に腕を競うのではなく、ビリヤードならではの緊張感や雰囲気が味わえるところがいい。製品版はモデムを使った対戦プレイにも対応し、プレイヤー同士が勝負できるというのも見逃せない特長だ。

メインメニュー。デモ版なので、スタート以外は選べない 対戦相手はEd CaseというTシャツ姿のおじさん。ルールは「シックスボール」だ

 デモが起動したら、3D表示に使うビデオカードと解像度を指定する。筆者の環境(3D Blaster Banshee)では、320~1,024ドットの範囲で選ぶことができた。デモ版で遊べるのは、シングルプレイの「クイックゲーム」のみ。対戦ゲームやルールオプション、テーブルのシチュエーションを選ぶこともできない。“The Pit”という地下のプールバーが舞台で、対戦相手はEd CaseというTシャツ姿のおじさんだ。ルールも「シックスボール」のみとなっている。

マウスを使ってショットの位置や角度を決める。視点の移動も自由 テーブルを真上から見たところ。ブレイクショットは必ず一番ボールに当てること

 ひとくちにビリヤードといっても、使われるテーブルやルールは様々だ。日本では「エイトボール」や「ナインボール」が広く遊ばれているが、これにもUSルールやジャパンルールなど様々なローカルルールがあり、必ずしも一様ではない。このデモでプレイできる「シックスボール」は「ナインボール」の簡略版で、その名のとおり6個のボールと白い手球を使ってプレイする。相手よりも先に6番ボールをポケットに落とせば勝ちとなるが、1~5番のボールをいくつポケットに落としても勝敗には無関係。打った手球は必ずテーブル上で一番小さな番号のボールに当てなければならず、他のボールに当たってしまった場合はファールとなり、相手の順番となる。先に3回ファールするとその場で負けになるので注意しよう。また、ゲーム開始時のブレイクショットは必ず1番ボールに当てなければならないというのも覚えておこう。

視点を低くして、狙いを定める。周囲の風景やボールの質感がリアルだ 手球をテーブル上で一番番号の小さなボールに当てて、そのクッションで6番をポケットに落とす

 操作はマウスだけで行える。メニューアイコンをクリックしてショットの位置と角度を決めたら、左ボタンを押したままマウスを手前に引き、そして前に押し出す。マウスの動きに合わせてキューが移動し、手球をショットするという寸法だ。慣れるまではちょっと難しいかもしれないが、マウスを前に押し出す操作が結構リアルで、よくできていると思う。遊べるのが1プレイ、しかも「シックスボール」のみというのが少々もの足りなくも感じたが、ゲームを楽しむというよりは自分のマシンでの動作確認と操作方法の体感が目的なので、これはしかたがないところ。

対戦相手のEd Case。キューを握り、タップにチョークを塗るしぐさがカッコいい 鮮やかなプレイは、リプレイモードで再生することもできる

 製品版では15種類のテーブル、10種類のシチュエーション、モデムやネットワークを経由した最大16人までの対戦プレイがサポートされている。ルールもエイトボール、ナインボール、テンボール、カットスロート、ストレートプールなど豊富に用意され、本格的なプレイが楽しめるとのことだ。

(1999/05/10、ultimate8ball.zip、3.3MB、ゲームデモ)

□Ultimate 8 Ball
http://www.thq.com/8ball/PC/mid.asp?PlatformID=PC&TitleID=8ball&ProductID=9-12
□3DFILES.COMからダウンロード
http://www.3dfiles.com/games/ultimate8ball.shtml

(駒沢 丈治)

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