セキュリティソフト「UserShield99」がCIHウイルスに感染
インストール時に作成される実行ファイルがウイルス感染
(99/05/13)
(株)ベクターは13日、同社のソフトウェアライブラリで公開、配布されていたオンラインソフト「UserShield99」が、CIHウイルスに感染していた疑いがあることを明らかにした。配布ファイルや配布ファイルに含まれるインストール用のプログラムそのものはウイルスに感染していないものの、インストール時に作成される実行ファイルがCIHウイルスに感染している疑いが高いという。
「UserShield99」は、特定の条件がそろわないと、Windowsを起動しないようにするセキュリティソフト。現在、作者ホームページからも配布ファイルが削除されている。
同社では、「UserShield99」を公開していた3月25日から5月12日までの間に、42回ダウンロードされた可能性があるとし、対処方法などを掲載してダウンロードした利用者に注意を呼びかけている。また同社によると、今後は同社のニュースコーナー「ベクターソフトニュース」などでも注意を呼びかけ、ライブラリでオンラインソフトを公開する前に行うウイルスチェック体制をより強化していくとしている。
□Infomation - 配布ファイル UserShield99 にウイルスが検出されました
http://www.vector.co.jp/info/usershield99.html
(新城 雅章)