農林水産省、「食料自給率早見ソフト」v1.0.1を公開
献立を入力すると国内自給率、摂取カロリー、栄養バランスがわかる
(99/06/01)
農林水産省は1日、献立を入力すると材料の国内自給率がわかるソフト「食料自給率早見ソフト」v1.0.1を公開した。Windows 95に対応したフリーソフトで、現在同省のホームページからダウンロードできる。
「食料自給率早見ソフト」は、食材の国内自給率をもとに、熱量を基準として食事全体の国内自給率を算出するソフト。たとえば「カレーライス」の場合、ご飯、鶏むね肉、カレー粉などすべての材料の国内自給率を計算して、全体の国内自給率を算出する。ご飯は99%と自給率が高いが、鶏むね肉やカレー粉は自給率が一桁台のため、全体の自給率は49%となる。
食料自給率を算出するには、まず食べた食事の献立や調理品目、食材のいずれかを入力する。献立による入力では、あらかじめいくつかの調理品目を組み合わせた「洋風朝食1」などを献立一覧から選択することができるので、調理品目や食材から入力するよりも手軽に入力できる。
献立の入力が完了し[自給率計算]ボタンをクリックすると、食料自給率と、タンパク質、脂質、炭水化物の摂取割合を表す「PFCバランス」がグラフ表示される。また、PFCバランスを詳細表示すると、材料ごとの消費熱量(カロリー)などを確認することもできる。また、表示された結果は印刷することも可能だ。
現在、日本の平均食料自給率は41%とのこと。「食料自給率早見ソフト」を使って食料自給の問題を考えながら、摂取カロリーや栄養バランスなどを把握し、自分の健康管理をしてみてはいかが。
【著作権者】農林水産省
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.1(99/06/01)
□農林水産省ホームページ
http://www.maff.go.jp/
(小山 文彦)