【第40回】
若きジェダイの騎士よ、ライトセーバーでドロイドたちをなぎ倒せ!!
「Star Wars: Episode I The Phantom Menace」
（99/06/23）
映画史上空前のヒットを続けている「スターウォーズ」の最新作「Episode I The Phantom Menace」。日本でも7月10日の封切りを控え、気分は徐々に盛り上がりつつある。…ということで、今回は映画の公開を待ち切れないあなたのために、ルーカスアーツによるスターウォーズ公式アクションアドベンチャーゲーム「Star Wars: Episode I The Phantom Menace」を紹介しよう。
インストールは簡単で、表示されるメッセージを見ながらパソコンに組み込もう。特に理由がなければ、標準設定のままでいいはずだ。インストールが完了すると、デスクトップに「Play The Phantom Menace Webdemo」という名前のアイコンが表示されるので、今度はこれをダブルクリック。ゲームメニューが表示されたらここでも「Play The Phantom Menace Webdemo」を選ぶと、いよいよゲームが始まる。
ストーリーは映画と同じ流れで展開する。アミダラ女王が統治する惑星ナブーが、通商連合（トレード・フェデレーション）の大艦隊に突然武力封鎖されてしまう。事態を重く見た銀河共和国元老院は、「ジェダイマスター」クワイ＝ガン・ジンと若き「ジェダイの騎士」オビ＝ワン・ケノービを、調停の使者として派遣した。首尾よく通商連合の旗艦に到着したふたりだが、ジェダイの操る「理力（フォース）」を恐れた総督の奸計にはまり、毒ガスを浴びせられてしまう。この危機的状況を突破し、惑星ナブーへ脱出するのが与えられたミッションだ。
プレイヤーが操作するのは、オビ＝ワン・ケノービのキャラクター。カーソルキーを使って前後左右に移動し、[Ctrl]キーでライトセーバーを振る。[Z]キーでフォースによる遠隔攻撃、テンキーでカメラワークの変更。ブラスターで攻撃してくるバトルドロイドたちを次々となぎ倒し、迷路のような旗艦の中を進む。クワイ＝ガン・ジンと一緒のときは、無理な攻撃を控えて体力を温存し、敵の放つ弾をライトセーバーで跳ね返しながら戦うのがコツだ。途中、掌の型をしたスイッチを見つけたら、側に寄ってスペースバーを叩いてみよう。これはスイッチになっていて、閉じられていた扉が開いたりアイテムが手に入ることもある。
筆者はまだ映画を観ていないので、どこまで原作に近いかはわからない。しかし、雰囲気は紛れもなく「スターウォーズ」そのもの。BGMはもちろん、ライトセーバーの「ヴォン!!」という電気音。振るたびに描かれる、鮮やかな軌跡。光と影を効果的に使った映像は、ルーカスアーツならではの美しさだ。ドロイドたちの動きやモデリングもすばらしい。ゲームの難易度が少々高めに設定されているように感じたが、そのぶん本気で遊べるよいゲームだと思う。映画を観る前に遊んでも楽しいし、映画を観た後にシーンを思い出しながら遊ぶのもよさそうだ。
オプション設定では解像度が640×480ドット、800×600ドット、1,024×768ドットなど複数中から選べるようになっていたが、筆者の環境では640×480ドットでしか起動することができなかった。また遊べるのも、シナリオの途中までに制限されている。気になる日本語版は、エレクトロニック・アーツ・スクウェアから7月2日に発売の予定。価格は9,800円（税別）とのこと。
（99/06/10、: phantommenace_demo.exe、35MB、ゲームデモ）
□Star Wars: Episode I The Phantom Menace
http://www.lucasarts.com/products/phantommenace/
□Electronic Arts Online - Japan（日本語版ホームページ）
http://www.japan.ea.com/archive/brand/lucas/tpm/index.html
□EA Online - Japan : Download
http://www.japan.ea.com/download/index_pcdemo.html
□3DFILES.COMからダウンロード
http://www.3dfiles.com/games/starwarsepisode1thephantommenace.shtml
（駒沢 丈治）
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