ベクター、プロダクトソフトのダウンロード販売サービスを7月よりスタート
コンビニからも送金可能な「プロレジ」サービス
(99/06/23)
(株)ベクターは、プロダクトソフトのダウンロード販売サービス「プロレジ」を、7月21日より開始すると発表した。シェアウェアソフトの送金代行サービス「シェアレジ」を法人作者向けに拡張したもので、パッケージソフトベンダーに対し、オンライン流通という新たな販路を提供するのが狙い。具体的なソフト名は明らかにされていないが、7月21日のサービス開始時点で数十種類のプロダクトソフトをダウンロード販売する予定だ。
従来の「シェアレジ」との主な違いは、「シェアレジ」が個人、法人を問わず、シェアウェアソフトの作者が対象であるのに対し、「プロレジ」はビジネスとしてソフトを開発・販売している法人に限定される点。商品はプロダクトソフトに限らず、オンラインゲームの参加料や、メールマガジンの購読料、有料Webサイトのアクセスパスワードなども対象になるという。対象金額も「シェアレジ」の500円~15,000円に対し、「プロレジ」では800円~30,000円と、より高額な商品が扱えるようになっている。
ライセンスキーの発行は、「シェアレジ」でも使われている文字列パスワードを使ったライセンスキーの発行に加えて、バイナリーファイルを使ったライセンスキーを発行できるほか、米Preview Systemのオンライン販売システム「ZipLock」を利用したプロダクトソフトの販売も可能になるという。
利用者サイドでは、「シェアレジ」のクレジット決済のほかに、新たにコンビニを利用した決済が可能となる。「プロレジ」のページで商品を申し込むと、コンビニでの支払い用紙が郵送され、送金完了後にライセンスキーが発行される仕組み。
こうした動きにより、今後パッケージとしてしか販売されていなかったソフトが、インターネットでダウンロード販売されるケースが増えていくことが期待される。
□「プロレジ」7月21日スタート
http://www.vector.co.jp/swauth/pre/
□Preview Systems Solutions for Electronic Software Distribution (ESD) and eCommerce
http://www.ziplock.com/
(新城 雅章)