Click Here
【Click Here!】
特集


地図のオンラインソフトを活用しよう!

地名検索で地図を一発表示したり簡単に案内地図を作成

(99/07/06)

 パソコンで地図を利用すると、地名検索によって素早く該当する地点の地図を表示したり、同じ地域の地図の縮尺を自由に変更したりと、紙の地図にはない便利な使い方ができる。また、きれいな案内図を手軽に作成したり、地図を立体的に表示して楽しむといったパソコンならではの使い方もある。今回は、レジャーや仕事に使える地図のオンラインソフトを6本紹介しよう。

豊富な地図投影図法で世界中の地図を表示「PTOLEMY」

「PTOLEMY」  「PTOLEMY」は、地図投影の図法を指定して世界中の地図を表示するソフト。球形である地球から、指定した図法で世界のどんな場所でも、希望する範囲と縮尺で平面の地図を表示したり印刷できる。世界地図帳として利用できるほか、パンフレットやプレゼン資料などで利用する白地図を作成したりするのに便利だ。縮尺は50万分の1から10億分の1までスライドバーや数値入力で設定でき、ランベルト正角円錐図法や正距円筒図法など30種類の図法の中から選択可能。作成した地図はBMPファイルなどに出力できるほか、クリップボードにコピーできる。作者のホームページでは、世界地図と日本を収録した「基本地図セット」をはじめ、「大陸別地図シリーズ」や「国別詳細地図シリーズ」などの地図データファイルをダウンロード可能だ。なお、実行にはVisual BASIC 5.0のランタイムが必要。

【著作権者】佐藤 善幸 氏
【ソフト種別】シェアウェア 4,500円
【バージョン】1.10.01(99/06/23)

□世界地図を作ろう
http://member.nifty.ne.jp/ptolemy/

地図を高速表示、地名からの検索も便利「FLand-Ale 日本世界地図」

「FLand-Ale 日本世界地図」  「FLand-Ale 日本世界地図」は、自由な縮尺や方位、俯角で地図を表示するソフト。入力した地名を中心とした地図がウィンドウ右側に表示され、縮尺は10万分の1から2億5千万分の1までの18段階に変更できる。新聞やテレビなどで出てきた、場所が分からない地名を調べるのに便利。また、画面上での方位の向きを変更したり山が簡易表示される立体地図を俯瞰することもできる。地名のジャンルを指定して表示することができるので、駅名だけを地図上に表示するといったことも可能だ。自分でオリジナルの地図情報データを作成し、URLを関連付けることで関連する情報をWWWブラウザーで表示させることもできる。付属する地図情報データには日本の全市町村名や約2,000件の世界の地名などが収録されているほか、ホームページのある地方自治体名にはURLが関連付けられている。なお、実行にはVisual BASIC 5.0のランタイムが必要。

【著作権者】茅沼 呼人 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】3.30(99/06/08)

□From FLand-日本地図/世界地図/地図ソフト(茅沼 呼人)
http://www02.so-net.ne.jp/~fland/

富士山などの山を美しい3D CGで表示「カシミール3D」

「カシミール3D」で山岳風景CGを作成する「カシバード」機能  「カシミール3D」は、国土地理院発行の数値地図などの地図データをもとにして、山岳地図や3Dの山岳風景CGを作成して楽しめる風景・地図ナビゲーター。プレビュー画面では視点の位置などをリアルタイムに調整しながら、作成したい風景画のポジションを見つけられる。3D CGは美しく、山頂を雪化粧させたり空に雲を浮かべたりと自在に風景を作り出せる。また、CGアニメーションによる動画を作成することも可能だ。作者のホームページで、大雪山などの地形データやフリー数値地図など各種データをダウンロードできる。なお、プレビュー画面のリアルタイム表示にはDirectX 5以降が必要となる。

【著作権者】DAN杉本 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】5.64(99/04/02)

□3D風景CGのページ / 3D Landscapes CG
http://www.kt.rim.or.jp/~sugi/

ある場所から一定距離と方位の範囲内の地名を表示「DirDis 方位距離測定」

「DirDis 方位距離測定」  「DirDis 方位距離測定」は、ある地点から方位と距離を指定してその範囲内にある都市名や市町村名をリスト表示するソフト。平均時速50kmの車が5時間で行ける場所を大まかに知るといったことに使える。範囲の中心位置を都道府県名や市町村名で指定すると緯度・経度が自動的に指定されるが、緯度・経度を直接入力することも可能だ。中心位置からの方位は北を0度として0度から360度の間で範囲を入力する。このソフトは「FLand-Ale 日本世界地図」と同じ作者によるもので、測定結果はファイルに保存して「FLand-Ale 日本世界地図」で読み込んで地図上に表示できる。なお、実行にはVisual BASIC 5.0のランタイムが必要。

【著作権者】茅沼 呼人 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.30(99/07/05)

□From FLand-日本地図/世界地図/地図ソフト(茅沼 呼人)
http://www02.so-net.ne.jp/~fland/

案内図をマウスで手軽に作成「はい! ち~ず2」

「はい! ち~ず2」  「はい! ち~ず2」は、ホームページやパンフレットなどに利用できる案内地図を、マウス操作で手軽に作成できるソフト。ウィンドウの左側には[道路パネル]や[鉄道パネル]といったパネルが並び、地図上に描きたいジャンルのパネルを選ぶ。描きたい種類の線路や道路をペン先として選択して、地図上でマウスをドラッグするとその部分に線路や道路が描かれる。[ランドマークパネル]では、道路の角などに目印としてデパートやガソリンスタンドなどのアイテムをドラッグ&ドロップで地図上に配置できる。また、[矢印パネル]では道順を地図に書き込めるなど、案内地図を素早く作成できるようになっている。完成した地図はBMPかJPEG形式で保存される。なお、作者のホームページでは銀行や病院、インターチェンジといった地図上に置くアイテム集をダウンロードできる。

【著作権者】TURBO Soft Creation
【ソフト種別】シェアウェア 1,500円
【バージョン】1.0(99/06/20)

□TURBO Soft Creation
http://turbo.system.to/

立体地図模型の型紙を印刷「数値地図で遊ぼ!」

「数値地図で遊ぼ!」  「数値地図で遊ぼ!」は、国土地理院発行の「数値地図50mメッシュ(標高)」データから立体地図模型の製作用型紙を印刷するソフト。立体地図模型とは、スチレンボードやコルクシートを等高線に沿って切り抜き、重ねて貼り合わせることで山岳などの地形を立体的に表す模型だ。普通は紙の地図から等高線の数だけの型紙を手作業で作成するが、このソフトは数値地図データをもとに標高ごとに等高線を印刷してくれるので、手軽に立体地図模型作りを楽しめる。作者のホームページでは、八ヶ岳西部や尾瀬沼などの標高データをダウンロードできる。なお、実行にはVisual BASIC 4.0のランタイムが必要。

【著作権者】坂詰 靖夫 氏、鈴木 幸治 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.00(98/09/11)

□鈴木幸治の沢登りWeb
http://www.venus.dti.ne.jp/~sawa/jkoji.html

(齋藤 正穂)

トップページへ
特集・集中企画 INDEX


Copyright(C), 1996-1999 Impress Corporation.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで