【第42回】
惑星タトウィーンの荒野をポッドで駆け抜けろ!!
「Star Wars: Episode I Racer」
（99/07/07）
7月10日の公開が目前に迫った、映画「スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」。前々回好評だった「Star Wars: Episode I The Phantom Menace」に続いて、今回は「Star Wars: Episode I Racer」を紹介しよう。シンプルだが誰でも楽しめる、スピード感満点のレースゲームだ。
それではまず、背景の説明から。砂漠の惑星タトウィーンで暮らす少年の名は“アナキン・スカイウォーカー”。主人であるガラクタ商人のワトーにただならぬ胆力を見いだされた彼は、ポッドレーサーとしての役割を与えられる。生きるために走り、走るために生きる毎日。そんな過酷なレーサーたちの戦いを再現したのが、このゲーム「Star Wars: Episode I Racer」だ。その後レースの中で強いフォースを開花させたアナキンは、オビ＝ワン・ケノービとヨーダに巡り合い「ジェダイの騎士」としての道を歩み始めるのだが…それはまた別の話。
"racerdemo.exe"のダウンロードが完了したら、表示されるメッセージを読みながら、標準設定のままシステムに組み込もう。インストールが完了するとデスクトップに“Play Racer Webdemo”というアイコンが現れる。これをダブルクリックして、いよいよプレイ開始だ。なお一番最初の起動時のみ、使用するビデオカードと解像度の設定画面が表示されるので、現在使用中のビデオカードと解像度をリストから選択しよう。
キーボードを使ってプレイする場合は、テンキーを使用する。[4]と[6]でポッドを左右に移動し、[8]と[2]でポッドの機首を上下させる。コースには岩などの障害物が散在しているので、機首を上下させながら上手に回避すること。ちょっと擦るぐらいならスピードダウンで済むが、何度もぶつかっているとポッドが故障してしまうこともある。ポッドのスラスターエンジンの加速は[W]キー、ブレーキは[S]キーだ。基本的な操作はこれだけで、あとはもう直感的に走るだけ。惑星タトウィーンでは、同じコースを3周して順位が決まる。
ただひたすらコースを走るだけなのでゲームとしては単純だが、スピード感は凄まじい。地上スレスレの高さを、時速800Km近い速さで疾走する迫力。遥か遠くに見えた崖の入り口が、次の瞬間目の前に迫り来る恐怖。並みのレースゲームでは絶対に味わえないSF的な感覚だ。またこのレースは単に順位を競うだけではなく、他のポッドレーサーに対する妨害が許されている「格闘技」でもある。映画「ファントム・メナス」では、ライバルのポッドレーサー“セブルバ”の策略によってクラッシュしてしまうアナキンだが、あなたは無事に最後まで走り抜くことができるだろうか？
デモ版で遊べるのは惑星タトウィーンのコースのみだが、製品版では8つの世界（惑星）計20コースが用意されている。稼いだ賞金を使って自分のポッドをチューンアップすることができる、ロールプレイングゲーム的な要素も含まれる。ネットワークを使ったマルチプレイにも対応し、最大8人が同時に走れるとのこと。日本語版は、エレクトロニック・アーツ・スクウェアから7,800円で発売中。
（99/06/09、racerdemo.exe、16.3MB、ゲームデモ）
□Star Wars: Episode I Racer ホームページ
http://www.lucasarts.com/products/starwarsracer/
□Star Wars: Episode I Racer デモ版ダウンロードページ
http://www.lucasarts.com/products/starwarsracer/racer_demo.htm
http://www.japan.ea.com/download/pcdemo.html
□Star Wars: Episode I Racer 日本語版 ホームページ
http://www.japan.ea.com/archive/brand/lucas/racer/index.html
（駒沢 丈治）
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