HTMLドキュメントを縦書き表示する「T-Time」v2.0がオンライン販売
“読書”をするための機能が盛り込まれたテキストビューワー
(99/07/19)
(株)ボイジャーは16日、テキストファイルやHTMLドキュメントを縦書きで表示でき、読書する要領で文書を閲覧できるテキストビューワー「T-Time」v2.0の登録コード販売を開始した。これは、9日に公開された「T-Time」v2.0お試し版の試用制限を解除し、正規版へアップグレードするためのもので、価格は2,000円。「T-Time」v2.0お試し版はWindows 95/98/NT 4.0版と、MacOS版の2種類が同社サイトよりダウンロードできる。なお動作には、Wimdows版、Mac版ともに「QuickTime 3」が必要になる。
「T-Time」は、テキストファイルやHTMLドキュメントを縦書きで表示できるテキストビューワー。文書の内容がページ単位で表示され、スクロールではなく本のようにページをめくって読み進められるのが特徴だ。表示しているページに付箋を貼り付けたり、読んでいる途中で文書を閉じても自動的にしおりが挿入されて、次回起動時に同じページが表示されるようになるなど、“読書”をするための機能が多数盛りこまれている。著作権が無効になった文学作品を収録しているライブラリサイト「青空文庫」で公開されているテキスト形式などのデータを表示した場合、ルビや脚注などもきちんと表示されるので、読書する要領で文学作品をパソコンで読むことができる。
対応している文書形式はテキストファイルやHTMLドキュメントのほか、エキスパンドブック形式やPDF形式など。HTMLドキュメントの場合は、IMGタグやHタグを解釈して画像や見出しを表示できるほか、相対パスのリンクを解釈してリンクされた文書を別ウィンドウに表示することも可能だ。
登録コードが入力されていないお試し版の状態では、エキスパンドブック形式と独自形式であるTTZ形式しか表示できない制限があり、HTMLドキュメントなどは表示できない。登録コードは同社Webサイトで2,000円でオンラインで購入できるほか、23日より登録コードを含んだCD-ROM書籍が書店等で販売される予定。書店での販売価格は3,900円。
【著作権者】(株)ボイジャー
【ソフト種別】シェアウェア 2,000円
【バージョン】2.0(99/07/10)
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(新城 雅章)