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Windowsを遠隔操作できるTelnetサーバー「PC Telnetd」v2.0が公開

Perlなどのスクリプト言語と組み合わせて使用することも可能

(99/09/08)

「PC Telnetd」v2.0  多摩ソフトウエア(有)は6日、Windowsを他のコンピューターから遠隔操作するためのTelnetサーバー「PC Telnetd」v2.0を公開した。Telnetクライアントソフトを使用して、「PC Telnetd」が起動しているパソコン上でプログラムを実行できる。Windows 95/98/NT 4.0に対応した3,000円のシェアウェアで、現在同社のホームページからダウンロードできる。

 「PC Telnetd」は、UNIX系のOSでよく使われているTelnetサーバーをWindowsで実現したソフト。「PC Telnetd」を起動しているパソコンに、Windows付属の「Telnet」などのTelnetクライアントソフトで接続すると、WindowsのMS-DOSプロンプトと同じように「C:\Windows>」といったプロンプトが表示される。操作もMS-DOSプロンプトと全く同じで、DIRと入力してEnterキーを押すと、「PC Telnetd」が起動しているパソコン上の現在のフォルダ内をリスト表示する。CD/MD/COPY/DELなど、MS-DOSプロンプトで使用可能なコマンドやプログラムをほとんど実行でき、Perlなどのスクリプト言語や自作のプログラムも、「PC Telnetd」を起動しているパソコン上で実行できる。ただし、MS-DOSプロンプトで使用しないGUIのWindows用アプリケーションを起動することはできるが、アプリケーションを操作したり終了させることはできない。

 あらかじめ「PC Telnetd」に登録しておいたユーザー名とパスワードを使用して「PC Telnetd」を起動しているパソコンにログインするため、Windows自体のセキュリティー設定やファイル共有の設定は考慮されない。セキュリティー上の問題が発生しても影響の少ない小規模LANで接続されたパソコンで「PC Telnetd」を使用すると良いだろう。

【著作権者】多摩ソフトウエア(有)
【ソフト種別】シェアウェア 3,000円
【バージョン】2.0(99/09/06)

□Tama Software Ltd. (アセンブラ、プロキシ、技術翻訳)
http://www.tamasoft.co.jp/

(日沼 諭史)

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