インターネット接続時の機能を拡張する「横取り丸シリーズ」が公開
アドインソフトを追加して時刻調整やアクセスログの表示などが可能
(99/09/21)

(株)サイトー企画は21日、アドインソフトを組み込むことによって、Windowsのインターネット接続時の機能を拡張できるソフト群「横取り丸シリーズ」を公開した。Windows 95/98/NT 4.0対応のフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。
「横取り丸シリーズ」には、基本ソフトとなる「横取り丸」のほか、ダイヤルアップ接続時に複数のダイヤル先を選択できる「ダイヤルアップセレクター」、インターネット上のサーバーとやりとりしたデータの詳細情報をログ表示する「InetSpy」、インターネット上のタイムサーバーに接続してパソコンの時計を正確な時刻に調整してくれる「クロックシンクロナイザー」という3つの“横取りソフト”と呼ばれるアドインソフトが用意され、それぞれ個別に配布されている。
「横取り丸」は、パソコン内でプロキシーサーバーとして動作し、ブラウザーなどでインターネットにアクセスする際に、データを必ず「横取り丸」に経由させることで各種機能を実現している。「横取り丸」をインストールすると、ほぼ自動的にIEやNetscapeのプロキシー設定を変更してくれるため、設定変更に悩まされることもない。社内LANなどでインターネットへのアクセスにプロキシーサーバーを利用している場合は、「横取り丸」内でプロキシーサーバーを設定することができる。
また、インターネット接続時のデータ送受信の速度などを確認できる「Web Perfomance Analyzer」という“横取りソフト”のシェアウェア公開も予定されている。現在のところ“横取りソフト”の開発方法は明らかにされていないが、同社では開発希望者からの連絡を受け付けている。
【著作権者】(有)サイトー企画
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(99/09/21)
□秀まるおのホームページ
http://hidemaru.xaxon.co.jp/
(日沼 諭史/小山 文彦)