幾何学図形を分析して自動的に作曲する「Chaos von Eschenbach」v1.00
沖縄風や中国風の曲も作成できる
(99/09/22)
幾何学図形を分析して自動的に作曲する「Chaos von Eschenbach」v1.00が22日に公開された。ランダムな音階の曲や、民俗音楽のような曲など、さまざまな雰囲気の曲をMIDI形式で作成できる。Windows 95/98対応のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「Chaos von Eschenbach」は、マンデルブロ集合という幾何学図形を用いて自動的にMIDI形式で作曲してくれるソフト。「Chaos von Eschenbach」のウィンドウに表示される幾何学図形の任意の領域をマウスで指定し、ボタンを一度クリックすると、「Chaos von Eschenbach」がマウスで指定した領域を分析し、微妙に旋律の異なった16種類の演奏パートを自動的に生成してくれる。生成された16種類の演奏パートにそれぞれピアノやギターといった任意の楽器を割り当て、MIDI音源で演奏できる。
コード進行などは考慮していないので、きれいな和音をかなでることはめったにないが、「C Major」や「Okinawa」「Chinese」といった曲全体のコードや曲の種類を選択することで、自動的にオクターブを上げ下げしたり、リズムを整えて、曲の雰囲気を「沖縄風」「中国風」などに変化させることができる。作成した曲をMIDIファイルに保存して、他のMIDIプレイヤーで再生したり、MIDI作曲ソフトで再編集することも可能だ。
【著作権者】Mag. 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00(99/09/22)
□Mag.'s Home Page
http://www.cisnet.or.jp/home/magari/
(日沼 諭史)