昔懐かし名作ゲームが大集合!
一大ブームを巻き起こしたレトロゲームを一挙紹介
(99/10/19)
あの「スペースインベーダー」の登場から早くも20年以上が経過した。少ないお小遣いの中から100円玉を握りしめ、ゲームセンターに走った記憶はないだろうか。今回は、そんな懐かしいレトロゲームの中からオンラインソフトとして復活したものをいくつか紹介する。“ゲームセンターあらし”になりきって、レトロゲームを楽しもう!
■ 当時の姿のまま復活した名作ゲーム
定番中の定番「Pac-Man」
(c) 1997 Microsoft Corporation. All rights reserved.
(c) 1980 by Namco Ltd. All rights reserved.
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'80年代に大ブームとなったナムコの名作「パックマン」が当時と全く同じ姿で完全復活! ゲームセンターでの大ヒットをはじめ、ファミコンなどのゲーム機にも移植されたので、誰でも一度はプレイしたことがあるだろう。ゲームの目的は、黄色く大きな口のパックマンを操って、迷路に沿って配置されている点状のエサを食べ尽くすこと。パックマンを執拗に追いかける4種類のモンスターに捕まらないように注意しよう。迷路の4隅にあるパワーエサを食べると、パックマンは一定時間無敵になり、モンスターをも食べられるようになるので、このスキに一気にエサを食べつくそう。体験版のためプレイできるのは2ステージまで。
【著作権者】Microsoft Corporation/Namco
【ソフト種別】体験版
【バージョン】-
□Microsoft Return of Arcade
http://www.microsoft.com/games/arcade2/
落とし穴を掘っては埋めろ「平安京エイリアン」
“東大生が作ったゲーム”として、'79年にヒットしたアーケードゲームがWindowsゲームとして忠実に再現されて登場。舞台は、碁盤の目をした平安京。プレイヤーは検非違使(けびいし)となり、宇宙からやってきたエイリアンを退治し、京の平和を守る。エイリアンは、あらかじめ掘っておいた落とし穴に落として、生き埋めにして退治する。エイリアンの動きを読んで、うまく穴を配置しよう。穴は全部で14個までしか掘ることができないので、掘りすぎには注意が必要。検非違使がエイリアンに触れると食べられてしまい、全員食べられるとゲームオーバーになる。なお、現在ベータ版のため、ジョイスティック操作ができなかったり、効果音がなかったりするが、正式版ではサポートされる予定だ。10円玉でゲームをプレイした当時のファンにおすすめの作品。
【著作権者】Theoretical Science Group/電気音響/(株)ハイパーウェア
【ソフト種別】ベータ版フリーソフト
【バージョン】0.9.6 Beta(99/09/02)
□平安京エイリアン
http://www.hyperware.co.jp/software/heian/
気分は軍師「ロードモナークオンライン版」
(C)1997 Nihon Falcom Corporation
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日本ファルコムの10周年記念作品として'91年に公開され、PC-98シリーズで大ヒットしたリアルタイムSLG「ロードモナーク」のフリーソフト版。なんと、当時と同じ内容を無料でプレイできてしまうのだ。ゲームの目的は1つ。自国の領地を広げながら、制限時間内に他の3つの国の君主を全て倒し、ステージをクリアすること。ゲームはリアルタイムで進行し、各国のキャラクターが自国の領土を広げるために自分の意思で動きだす。プレイヤーはときどき自国のキャラクターに、“拠点防衛”や“村を壊す”といった指示を与えるだけいい。人口が増加してキャラクターの数が増えると、お互いに合流してより強力なキャラクターになる。キャラクターが強くなったところで他国に攻め込んで勝利をつかみ取ろう。クリア時の残り日数は次のステージに加算されるため、できるだけ少ない日数でクリアすれば、それだけ次のステージクリアが楽になる。
【著作権者】日本ファルコム(株)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-
□free!! download SLG Game LORD MONARCH
http://www.falcom.co.jp/monarch/
■ レトロゲームをベースにアレンジを加えたオンラインソフト
ゼビウス好きならプレイ必須「PolyPolyX」
「PolyPolyX」は、縦スクロールシューティングの名作「ゼビウス」を彷彿とさせるゲームだ。'83年に公開された「ゼビウス」は、地上の敵はボムで、空中の敵はショットで攻撃するという、縦スクロールシューティングに3Dの概念を初めて取り入れたゲーム。「PolyPolyX」は、視覚的にも3Dの要素を取り入れて、敵キャラや自機が画面上部の奥のほうに進めば小さく、画面下部の手前側に来れば大きく表示されるようになっている。「ゼビウス」と違い、地上の敵が撃つ弾が自機に近づくにつれて大きくなり、ある程度大きくならないと当たり判定がないのもおもしろい。ゲームのルールそのものはゼビウスとほとんど同じで、ショットとボムをを使い分け、敵を破壊しながら、ステージ最後に出てくるボスキャラを倒してステージを進めていけば良い。懐かしい「ゼビウス」の雰囲気を、たっぷりと味わえるソフトだ。
【著作権者】H.Yamaguchi 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(99/08/14)
□YAMAGAME HOME PAGE
http://www.yamagame.com/MyWeb/WINDOWS/WinGame.html
CG映画の登場人物になりきれ「glTron」
'82年にブームになったCG映画「TRON」が、Windows用の対戦ゲームになった。ルールは、一度通った軌跡にぶつからないようにどれだけ長く操作できるかを競う“スネークゲーム”がベース。映画のシーンにそっくりの3Dのフィールドで、4人のプレイヤーのうち誰が一番長く生き残れるかを競い合おう。従来のスネークゲームとは違い、4分割された画面に各プレイヤーの周囲だけが3D表示され、フィールド全体が見渡せない。もちろん他のプレイヤーの軌跡にぶつかっても負けになってしまうので、自分以外の画面にも注意して、フィールド全体をイメージしながらプレイするようにしよう。1人プレイでも4人プレイでも1つのキーボードで操作するので、隣のプレイヤーの邪魔をするのも立派な作戦!? ちなみに、参加人数が足りない場合はコンピューターが相手をしてくれる。
【著作権者】Andreas Umbach 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.46(99/10/03)
□glTron README
http://www.ards.net/Andreas/gltron.html
トラックボールが思わずほしくなる?「Missile Command」
アタリ社から'80年に発売された「ミサイルコマンド」が、美しい画面になってリメイクされた。空中から直線的に飛んでくるICBM弾を迎撃ミサイルの爆風で撃墜し、基地を守るのがゲームの目的。迎撃ミサイルの爆発地点にマウスで照準を合わせて発射するが、爆発地点に達するまでのタイムラグを考慮して、敵弾の軌道を読みながら照準をあわせるのがポイントだ。基地は全部で3つあり、どの基地からミサイルを発射できるが、単に敵弾の近くの基地から発射するだけでなく、各基地の迎撃ミサイルの残弾も考えながら発射しよう。迎撃に失敗すると、敵弾は地上に落ちて爆発し、基地が3回ダメージを受けると破壊されてしまう。3つの基地が全て破壊されるとゲームオーバーになってしまうので、うまく弾幕を張って切り抜けよう。
【著作権者】Taka 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00(99/05/05)
□K's Studio Homepage
http://ww3.tiki.ne.jp/~katsuaki/
気分はまるで駄菓子屋さんの前「10円玉物語」
駄菓子屋さんやデパートの屋上などに置いてあった、10円玉を使ったパチンコゲームをオンラインソフトで再現した「10円玉物語」。10円玉を、伸縮させたバネで弾いて転がし、一番下の段にある点数カップに落とせばOK。所々に下の段に落とすための穴があいているが、弾く力が強すぎると穴を飛び越えてしまい、弱すぎると届かずに元に戻ってしまう。10円玉を転がした分だけ点数が減っていき、0点になるとゲームオーバーになってしまうので、力を加減してできるだけ少ない数で点数カップに入れるのがポイントだ。10円玉をどのカップに落とすかによって得点も大きく変わるので、最後の一打は特に慎重に。全部で50のステージあり、最大4人までプレイ可能だ。
【著作権者】Lucky Soft
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.05(99/10/04)
□luckysoft
http://www.kinet.or.jp/lucky/
(野田 旬一)