ひぐちたかしの新作ソフト紹介


【第57回】

「世界の窓の窓」

パソコンで世界を覗こう! 世界中のライブカメラ画像を切り替え表示、壁紙に

(99/11/01)

 設置されたカメラからリアルタイムまたは定期的に撮影される映像をWebページ上に流し続ける“ライブカメラ”は、街の風景や放送局のスタジオ内、ペットのハムスターや自分の部屋の様子まで、窓から覗くようにさまざまな“今”を映し出すWebコンテンツとして普及している。そんなライブカメラの画像を、もっと手軽に楽しもうというのが「世界の窓の窓」だ。

どんなソフト?……ライブカメラ映像を切り替え表示、壁紙にもできる

「世界の窓の窓」  「世界の窓の窓」は、ライブカメラの映す画像を読み出し、ウィンドウ表示したり自動的に壁紙として設定してくれるソフトだ。正確にはJPEGやBMP形式の画像であればライブカメラ画像でなくてもいいのだが、ライブカメラ画像を指定することで、一定の時間間隔で定期的に表示したり壁紙として楽しむことができる。テレホーダイタイムや専用線環境では、まさにあなたのWindowsが世界を覗く窓になるというわけだ。

ここがスゴイ!……世界各地のライブカメラを切り替え次々に表示

情報ファイルを開く  「世界の窓の窓」がユニークなのは、世界各地のライブカメラを自動で定期的に、または手動で簡単に切り替えられることだ。自動的に変更させる場合は1~1,440分まで、分単位の間隔で指定でき、複数のライブカメラ画像を次々と撮影してウィンドウに取り込んでくれる。壁紙にするオプションを指定すれば、撮影と同時にデスクトップの壁紙に設定される。もちろん一台のライブカメラ映像のみに固定して経時的に画像表示することも可能だ。香港の賑わう街なみやハワイの美しいビーチ、ロシアの荘厳な聖堂の“今”を手軽に眺められるというわけだ。

こんな場合に便利……壁紙チェンジャーとして、また定点観測用にも

設定画面  居ながらにして世界各地の様子を見ることができる壁紙チェンジャーとして使うのもよし、気に入ったライブカメラの風景があれば固定して一日の移り変わりを眺めるのもよし。また自前でライブカメラを用意できれば、定点観測用に使うのもいいだろう。たとえば可愛がっているペットのかごや、生まれたばかりの我が子のベビーベッドの様子を会社から眺めるなんてこともできそうだ。ダイヤルアップ環境でも手軽に利用できるライブカメラソフトは、本連載でも過去に紹介しているので参考にしてほしい(第33回、'99年5月10日付)。

使用上の注意は?……画像のためすぎとウィンドウサイズに注意

 「世界の窓の窓」が取り込んだ画像は、設定によりログとして保存することができるのだが、撮影間隔を短く設定して長時間起動しておくと画像がどんどんたまってしまい、ディスクスペースを圧迫する可能性がある。使い方には十分注意しよう。またウィンドウ表示のウィンドウサイズは可変なのだが、あまりきれいには縮小されず、画像が切り替わるとウィンドウサイズが戻ってしまう。画面の狭いノートパソコンなどでは作業の邪魔にならないよう[常に前面に]の設定をオフにしておくほうがいいだろう。

【著作権者】河野 隆 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(99/09/17)

□世界の窓の窓
http://www.catnet.ne.jp/kouno/soft_lab/wlcw/
□窓の杜 - 「SmartCap」(ひぐちたかしの新作ソフト紹介・第33回)
http://www.forest.impress.co.jp/article/1999/05/10/smartcap.html


(ひぐち たかし)

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