Microsoft、ウイルス対策ソフトの無償ダウンロードを開始
西暦2000年問題に焦点を当てたウイルスへの解決策
(99/11/02)
米Microsoftは、一定期間無料で利用できるウイルス対策ソフトの無償ダウンロードを1日より開始した。ウイルス対策ソフトメーカーと協力し、各メーカーの体験版ウイルスソフトを無償でダウンロードできるようにしたもので、合計で20以上の言語をサポートしているという。このうち日本語環境で利用できるとして公開されているのは、Data Fellowsの「Anti-Virus」、Network Associatesの「AVERT」、Trend Microの「PC-cillin」の3製品。
今年に入り、2000年になるとCドライブの全てのファイルを削除する「CHANTAL」ウイルスなど、西暦2000年に関連したウイルスが多く発見されている。9月には米国を中心にトロイの木馬ウィルス「Y2Kcount.exe」がMicrosoftのサポートセンターの名を騙ったメールで配信され、同社自身が被害を受けた。今回のウイルス対策ソフトの無償ダウンロードサービスは、西暦2000年問題に焦点を当てたウイルスへの解決策と見られる。
□マイクロソフト西暦 2000 年対応情報開示リソース センター
http://www.microsoft.com/y2k/antivirus/Japanese/
(新城 雅章)