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Windows CE用ドローソフト「One Cat Doodler」v3.0

図形・写真入りのメモや“ミニプレゼンテーション”にも

(99/11/19)

「One Cat Doodler」v3.0  外出中に思いついたことを書き残しておきたいとき、持ち歩いて手軽に使えるWindows CEマシンにデータとして残しておけば、デスクトップマシンとデータを共有できるのでとても便利。そんなときは、テキストを入力できるだけでなく、図形や写真も思いのままに貼り付けたり描き直したりできるドローソフト「One Cat Doodler」を使ってみよう。

 「One Cat Doodler」は、ハンドヘルドPC、ハンドヘルドPC Pro、パームサイズPCに対応したドローソフト。ペイントソフトと違い、キャンバスに描いた線や矩形などを一つのオブジェクトとして扱うことができ、移動や削除、コピー&ペーストなどの操作をオブジェクト単位でスタイラスペンを使って容易に行える。

 ツールウィンドウから「直線」「矩形」「楕円形」「多角形」などを描くボタンを選択し、枠の色や枠の内側を塗りつぶす色を237色のパレットの中から選択してキャンバスにオブジェクトを描くことができる。オブジェクトは回転・拡大・縮小でき、複数のオブジェクトをグループ化して一つのオブジェクトとして扱えるようにすることも可能。BMPファイルをキャンバスの任意の位置に貼り付けたり、他のオブジェクトに隠れたオブジェクトを前面に移動したり、逆に後方に移動する機能も備えている。英語版のソフトだが日本語を使ったテキストを挿入でき、テキストの回転・移動といった操作も他のオブジェクトと同じように行える。

 オブジェクトを「ライブラリー」に登録しておけばいつでも再利用できるため、同じオブジェクトをいくつも挿入する場合に便利。何枚ものキャンバスを順に表示していく「スライドショウ」機能を使えば、Windows CEマシンを囲んでの“ミニプレゼンテーション”もできるだろう。なお、シェアウェア登録すると「One Cat Doodler」専用のドロー形式のほか、BMP形式の画像としてファイル出力することが可能だ。

【著作権者】Keith Leinenbach 氏
【ソフト種別】シェアウェア 34.95ドル
【バージョン】3.0

□One Cat Doodler 3.0
http://www.onecatweb.com/

(日沼 諭史)

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