【第61回】
対戦バトルアクション「Quake III Arena」
ついに完成! コレがQuakeの最新作だ!!
(99/12/01)
3Dシューティングゲーム「Quake」について、いまさらとって付けたような説明は必要あるまい。そう、あの「Quake」の最新作、「Quake III Arena」がついに発売される。ヘイ、ユー!! 準備はいいか? 新しい戦場への扉はここだ!!
今度の「Quake」は迫力のケタが違う
この連載で「Quake III Arena」を扱うのは、実は今回が2度めだ。半年前に紹介したときは、まだ開発初期の動作確認バージョンだったが、今回紹介する11月下旬に公開された最終テスト版は、“ゲーム”としてきちんと楽しめる内容に仕上がっている。利用できるキャラクターの外観が増え、シングルプレイでも戦えるようになった。なにより、動作の安定感と映像の美しさが格段に違う。キャラクターの作り込みや武器のエフェクトに一層の磨きがかかり、バトルフィールドでの攻防がたまらなくカッコイイ!!
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バトルフィールドは4つの中から選択できる
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敵を発見! あわてて発砲するがかわされる
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シングルプレイでカンをつかめ
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着弾したあとの爆風の威力が強いロケットランチャー
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遠距離からのロケットランチャーが命中!
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最終テスト版で楽しめるのは、LANおよびインターネット経由でサーバーに接続して戦うマルチプレイモードと、4つのバトルフィールドで戦うシングルプレイモードの2つ。「Quake」の真髄が人間相手のバトルロイヤルにあるのはもちろんだが、シロウトがいきなり戦場に飛び込んでも瞬殺されるのがオチだ。まずはシチュエーションが異なる4つのバトルフィールドで、コンピューターが操作する“ボット”キャラクターを相手に腕を磨こう。
移動 | カーソルキー |
視点移動 | マウス |
武器の使用 | 左クリック |
ジャンプ | スペースキー |
操作は、キーボードとマウスを併用して行う。とりあえずは、カーソルキーを使って前後左右に移動し、敵を発見したらマウスを使って照準を合わせ、左ボタンのクリックで攻撃。ただしこれはプレイに必要な最低限の操作で、実際はサイドステップやジャンプ、ターンを使いこなせなければ生き残ることは難しい。バトルフィールドには強力な武器や鎧、体力回服用のアイテムが落ちているので、タイミングよく拾ってパワーアップすること。中でも大切なのが武器の選択だ。チェーンガンやプラズマガン、ロケットランチャーなどいろいろなものが用意されているが、それぞれ射程や速射性、破壊力が異なるので、敵との間合いや移動方法など自分の戦い方に合ったものを選ぶようにしよう。
光と影を駆使した見事な映像
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対戦相手になるボットは好きなだけ追加できる
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今回筆者は、K6-2 400MHz+RIVA TNT(Diamond Viper V550)というオーソドックスな組み合わせでプレイしたのだが、動作は素晴らしく快適だった。バトルフィールドに入る直前はマップやアイテムなど大量のデータを読み込まなくてはならないので、しばらくハードディスクへのアクセスが続くが、一度起動すればその後はサクサク動く。映像も美しい。武器を発射したときに生じるフレアや、遠景のかすみ具合は見事だ。フィールド全体に奥行き感もある。対戦バトルアクションにも様々な作品が登場したが、「なるほど、これぞまさしくQuake!!」と感じさせてくれる仕上がりだ。
年末はQuake III Arenaで燃えるぞ!!
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発射したときの画像処理が美しい
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デモ版は50MBとやや大きめのサイズだが、ネットワーク対戦はもとよりシングルプレイまでキッチリ楽しめることを考えれば、ダウンロードして損はないと思う。3D描画は OpenGLのほか、Voodoo系のカードならGlideを使うことも可能だ。なお製品版は、(株)P&Aから12月中旬に発売される予定だ。
| 日本語版 |
発売元 | (株)P&A |
価格 | 6,800円 |
発売日 | 12月中旬 |
(99/11/22、q3demotest.exe、50MB、ゲームデモ)
□Quake III Arena ホームページ
http://www.panda.co.jp/games/quake3arena/
□Quake III Arena ダウンロードページ
http://202.33.215.10/panda/games/q3a/demo/
(駒沢 丈治)
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