ウイルス対策ソフトメーカー各社が新種ウイルス「Babylonia」について警告
ウイルス対策ソフトを最新にアップデートすることで対応可能
(99/12/08)
ウイルス対策ソフトメーカー各社は、新種のウイルス「Babylonia」についてWebサイトで警告し、ウイルス対策ソフトをアップデートするようユーザーに呼びかけている。
ウイルス対策ソフト各社の発表によると、「Babylonia」は“serialz.hlp”や“2KBug-MircFix.exe”というファイル名で、Windows 95/98上で実行すると感染し、チャットソフト「mIRC」がインストールされている場合に「mIRC」を介してウイルス自身をインターネット上に送信することで広まるという。さらに、感染したパソコンがインターネットに接続すると、ウイルス自身をアップデートするファイルを特定のサーバーから定期的に自動でダウンロードし、プラグインのようにウイルス自身の機能を拡張するとのこと。ただしWindows NTでは感染しない。
Symantecの「Norton AntiVirus」は12月7日にリリースした最新のウイルス定義ファイルで「Babylonia」に対応でき、Network Associatesの「VirusScan」も“EXTRA Driver”という最新のDATファイルをインストールすることで対応可能。トレンドマイクロ(株)の「ウイルスバスター」についても、ソフト上から最新のパターンファイル619にアップデートして対応できる。
□Norton AntiVirusの最新ウイルス定義ファイルダウンロードページ
http://www.symantec.com/avcenter/download.html
□「VirusScan」の最新DATファイルダウンロードページ
http://vil.nai.com/vil/vm10461.asp
□トレンドマイクロ(株)のリリース
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/pe_babylonia.htm
(日沼 諭史)