おこたでぬくぬく、トランプゲームで熱くなろう!
相手に勝って熱くなるか、負けて熱くなるかは、あなた次第!
(99/12/14)
とうとう今年もあと2週間あまりとなり、外はめっきりと寒くなった。筆者の住んでいる福井県ではすでに雪が降り始め、暖房器具なしではいられなくなってきた。そこで今回は、こたつの上にパソコンを置いてぬくぬくしながら楽しめるトランプゲームを紹介しよう。
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手軽に遊べるトランプゲーム
宇宙空間が舞台の神経衰弱ゲーム「THE CARDGAME」
「THE CARDGAME」は、コンピューター相手にプレイする1人用の神経衰弱ゲームだ。場に並べられた裏返しのカードの中から2枚めくり、カードの数字が一致してペアになると自分のカードとして取ることができる。場のすべてのカードがなくなるまでに、相手よりも多くのカードを取って勝利をつかもう。難易度は3段階のレベルから選択でき、場に並べるカードの数は20枚~52枚の5つのパターンから選択可能だ。ゲームのコツをつかんだら一番難しいレベル3に挑戦し、すべてのカードを取って完全勝利を目指そう。ウィンドウの背景が宇宙空間、カードの模様が宇宙飛行士というデザインで、ペアになるとクルクルと回転して宇宙空間に消えていくアニメーションが面白い。
【著作権者】Damsoft(平栗 良明) 氏
【ソフト種別】シェアウェア 500円
【バージョン】1.0
□ようこそDamsoftのHome Pageへ
http://www.vector.co.jp/authors/VA010234/
4本のトランプゲームを収録した「トランプの王様 for Windows」
「トランプの王様 for Windows」は、4種類のトランプゲームが収録されたお得なソフトだ。51、ページワン、ジジ抜き、7ならべの中から好きなゲームを選択して遊ぼう。ゲームに登場する“King”、“Princess”、“Queen”の3人のキャラクターと自分の計4人で対戦し、1ゲーム終了するごとに、順位に応じて得点が配分される。得点の合計と1位で上がった回数の集計結果はいつでも確認できるので、家族や友達と競い合って盛り上がろう。対戦相手の手札をオープンにすることもでき、子供にトランプのルールを教えるという使い方もできそうだ。また、カードの模様をギンガムチェックやテディ・ベアなどなど4種類の図柄に変えられるのも楽しい。
【著作権者】nao(蒔田 奈穂美) 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,200円
【バージョン】3.01(99/11/03)
□PETAPETA -Welcome to nao's room-
http://www.os.rim.or.jp/~naomi/
一風変わったユニークなトランプゲーム
言葉に方言があるように、トランプゲームにも地方によってさまざまなゲームやルールが存在する。一風変わったルールのトランプゲームで遊んでみよう。
2人と3人のグループに分かれた絵札の争奪戦「ゴニンカン」
「ゴニンカン」は、グループで協力して絵札を獲得するトランプゲーム。“伊達政宗”、“武田信玄”など江戸時代に活躍した4人の武将がゲームに登場し、自分を含めた計5人で対戦。ゲーム開始時にクラブのAを持っている人とジョーカーを持っている人がペアになった“関係”グループと、そのほかの3人の“無関係”グループに分かれて絵札の争奪戦を繰り広げる。5人で順番に1枚ずつカードを出し、一番強いカードを出した人が場に出たすべてのカードを獲得できる。決められた数だけ絵札を獲得できたグループの勝ちとなり、勝ちグループの人それぞれに得点が配分され、負けグループの人は減点になってしまう。“関係”グループが勝つと同じグループで次のゲームを続けるが、“無関係”グループが勝ったときには“関係”グループを新しく決めなおして次のゲームを開始。10ゲームが終了した時点で、得点が一番高い人の勝ちだ。ちなみにこのゲームは、江戸時代に「江戸花札カルタ禁止令」が出された後、青森県の津軽地方でのみ遊び継がれてきたという歴史を持つ。なお、青森県の五所川原商工会議所主催の「ゴニンカントランプ世界大会」が毎年1月に開催されている。
【著作権者】ミサキプロダクション
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.0(99/03/01)
□外浜奇勝
http://plaza19.mbn.or.jp/~ken5/
ナポレオンになって宣言数以上の絵札を獲得する「12人目のナポレオン」
「12人目のナポレオン」は、ナポレオン軍2人とその他の連合軍で絵札を取り合うトランプゲームだ。ゲームに登場する“魔王デズウ”や“さを子っち”などのキャラクター4人と自分の計5人で、1ゲームごとにナポレオンと副官のナポレオン軍と、その他の3人の連合軍に分かれて絵札の獲得合計数を競って戦う。場に1枚ずつカードを出し、一番強いカードを出した人が場のカードをすべて獲得できる。ナポレオン軍側は、ゲーム開始時に宣言した枚数以上の絵札を獲得できれば勝ちとなり、一方の連合軍側はそれを阻止すれば勝ち。11人の個性あるキャラクターの中から対戦相手を選択でき、対戦するキャラクターがプレイヤーに話しかけてくる形でゲームの進行内容を解説してくれるのもおもしろい。また、ジョーカーの有無や強さを設定したり、ナポレオン軍が絵札を20枚以上獲得すると負けになるなど、ルールを細かく設定して遊ぶこともできる。なお、動作にはVB 5.0ランタイムが必要。
【著作権者】Yumiko 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.4.108
□作者: Yumiko
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an016135.html
7ならべ風の陣取りゲーム「七ならべ ~Dead or Alive版~」
「七ならべ ~Dead or Alive版~」は、7ならべ風の陣取りゲームだ。ゲームに登場する3人のキャラクターと自分の計4人で対戦。カードは7ならべ風に横に置く以外に、縦と斜めの隣り合う場所に置くことができる。手札を一番早くすべてを場に出せば勝ちになる一般的な7ならべとは異なり、まだカードの置かれていない場所の上下左右をカードで囲むと得点が入り、自分の持っているカードを置く場所を囲まれてしまうと減点になるという一風変わったルールだ。1ゲーム終了するごとに獲得した合計得点に応じて順位が決まり、順位に応じてさらに得点が加算される。総得点の推移をグラフ表示することも可能。得点配分が異なるディフェンス戦とオフェンス戦をゲーム開始時に選択し、攻め重視の戦略や守り重視の戦略を使い分けて楽しめる。
【著作権者】Mako(中村 誠) 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.0
□作者: Mako
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an014645.html
ネット対戦でチャットも楽しめるトランプゲーム
やっぱり、トランプゲームは気の合った友達と一緒に遊びたい。今度はインターネットを通してみんなで対戦できるトランプゲームを紹介しよう。
最大で64人とチャットしながら遊べる「インターネット対戦七並べ NET7」
「インターネット対戦七並べ NET7」は、インターネット経由で自分を含めて3人から6人までの対戦プレイが可能な7ならべゲームだ。手札を一番先に出し切ったプレイヤーの勝ちで、順位に応じて得点が配分される。ゲームを開始するには、まずプレイヤーの1人がサーバーモードで起動し、そのほかの人はクライアントモードでサーバーに接続してみんなで対戦しよう。プレイヤー以外のユーザーが対戦模様を観戦することもでき、プレイヤーと観戦者が入り交じった最大64人まで参加できるチャットも楽しい。また、作者のホームページからダウンロードできる「IGMクライアント」というロビーソフトを使えば、簡単に対戦相手を探しだすことが可能だ。
【著作権者】とんちゃん 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.02(99/11/20)
□Internet Game Maker
http://www4.freeweb.ne.jp/computer/igm/
ローカルルールにも広く対応した「インターネット対戦大富豪」
「インターネット対戦大富豪」は、2人から最大8人まで参加できるインターネット対戦の大富豪ゲームだ。サーバーとなるプレイヤーのIPアドレスに、ほかのプレイヤーはクライアントとして接続してゲームを開始しよう。参加者はカードを順番に出していくのだが、相手よりも弱いカードは出せないので、強いカードの使いどころが勝負の分かれ目になる。手札を一番先に場に出しきったプレイヤーが勝って大富豪となり、最後まで手札がなくならなかったプレイヤーが大貧民に落ちてしまう。次のゲーム開始時に、大富豪は自分の手札の弱いカード2枚と大貧民がもっている強いカード2枚を交換することができるので、勝ち続けるほど有利になる。カードの強さが逆転する“革命”の有無や、数字が連続した同じ模様のカードを場に出すことができる“イレブンバック”ルールの有無などを、ゲーム開始時にサーバーのプレイヤーが細かく設定することが可能なので、自分の地域のルールにあわせて楽しもう。
【著作権者】チョコぼん 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】6.6(99/11/20)
□チョコぼんのお部屋 [ Chocobon's Room ]
http://www2.osk.3web.ne.jp/~chocobon/
麻雀風のトランプゲーム「Seven Bridge Online for Windows」
「Seven Bridge Online for Windows」は、インターネット対戦に対応したセブンブリッジゲーム。1人のプレイヤーをサーバーにして4人でインターネット対戦できるほか、相手がいなくても1人で遊ぶことも可能だ。プレイヤーに配られた7枚のカードの中から、同じ数字のカードや同じ模様で数字が連続したカードを麻雀風に3枚以上セットにして場に出すことができる。また、7のカードを単独で場に出すことや、すでに場に出ているカードと隣り合うものを1枚ずつ場に出すことができ、一番先に手持ちのカードをなくしたプレイヤーの勝ちとなる。負けるとペナルティーポイントが加算されるポイント制と、勝ち数を競う勝敗制のルールをゲーム開始時に選択したり、ゲームスピードを調整することができるので、いろいろと変化をつけて楽しもう。
【著作権者】Akira Tatemichi 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.9beta(99/07/15)
□Cranberry Fields
http://www.alles.or.jp/~tatemiti/
(文:吉村 和幸/Web:後藤 智博)