【第65回】
戦車戦アクションゲーム「TREAD MARKS」
敵戦車の正面装甲を撃ち抜け!!
(00/01/12)
昨年末に、戦車戦シミュレーションの「ロードオブパンツァーズ」を紹介したが、同じ戦車モノといっても、今回紹介する「TREAD MARKS」はリアルタイムで撃ち合うシューティング系。ゲームそのもののスタイルは、「Quake」や「Unreal」に近い。デモ版ながらマルチプレイにも対応し、戦場の迫力を存分に味わうことができる。
走れ、撃て、そして生き残れ!!
「TREAD MARK」の舞台となるのは、近未来の戦場だ。登場する戦車もすべてオリジナルデザインで、険しい斜面をよじ登り、平地では200キロ近い速度を出す強力なもの。実在する車両を使ったほうがリアルに楽しめそうな気もするのだが、SF的なテイストを加えたぶん、武器のバリエーションや戦術の幅が広がった。プレイにシナリオはなく、敵味方が入り乱れて戦う戦場で生き残るのが目的である。
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デモ版で選べる戦車は3種類。徽章と色を決めたら戦場に向かう
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敵戦車を見つけ、互いに撃ち合うシンプルな内容
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操作は簡単、アクションゲーム感覚で楽しめる
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装備は主砲のほか、レーザー砲や火炎放射器など多数
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ゲームが白熱すると画面は火の渦になる!!
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メニューが表示されたら、とりあえず「SINGLE PLAY」を選択する。続いて搭乗するする戦車とマップを選んで、ゲームにエントリーしよう。画面左上には、移動速度、現在装備している武器と残段数、車体の耐久度が表示されている。武器はメインガン(主砲)が基本だが、ゲーム中でアイテムを拾うことによって、レーザー砲や火炎放射器などを手に入れることも可能だ。
戦車の移動 | カーソルキー |
砲塔の左回頭 | [ , ]キー |
砲塔の右回頭 | [ . ]キー |
砲撃 | スペースバー、 マウスの左クリック |
ゲーム中断 | [Esc]キー |
戦車の移動は、カーソルキーを使って行う。砲塔の回頭は[,](カンマ)と[.](ピリオド)。慣れないうちはむやみに砲塔を回頭することなく、正面攻撃のみに徹したほうが当てやすい。一番近い敵の位置を矢印が示してくれるので、戦いたい時はその方向へ、逆に逃げたい時は反対側へ移動すること。被弾するたびにHEALTHの値が減っていき、これが0になると自分の戦車が吹き飛んでゲームオーバーだ。残弾数がシビアに計算されるので、常に新しい武器をゲットしながら移動するのが、ゲーム序盤のコツである。
戦車戦ならではの緊張感!!
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HEALTHがゼロになると砲塔が吹き飛び、ゲームオーバー
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敵を探して、ただひたすら撃ち合うというシンプルなゲームだけに、これはかなり燃える。シングルプレイで腕を磨いたら、インターネット経由でマルチプレイに挑戦するのも楽しい。むしろマルチプレイで戦ったほうが、このゲームの真のおもしろさが味わえるだろう。演出も派手で、ひとたび撃ち合いが始まると画面全体が炎の渦に包まれ、サウンドも盛り上がる。
キャタピラを唸らせながら、戦場を縦横無尽に動き回る快感。主砲を向けあい、敵と対峙したときの緊張感。そして砲弾が敵の装甲を貫き、相手を吹き飛ばす時に感じるカタルシス。バトル系が好きな人に、ぜひ知ってもらいたい作品だ。
マルチプレイのおもしろさを満喫する
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丘や河川をうまく使って敵と戦う。武器のパワーアップも重要だ
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デモ版で利用できる戦車は3種類。同じくマップも3種類。コンピュータ相手に砲撃戦を楽しむシングルプレイのほか、LANやインターネットを経由したマルチプレイも可能だ。筆者がテストしたときには、デモプレイ用に20近いサーバーが公開されており、人間対人間、そして人間対コンピュータの対戦があちこちで行われていた。製品版もすでに販売中で、こちらは52種類のマップと20種類の戦車が登場するという。ただし、日本語化の予定は今のところないようだ。
| 英語版 |
発売元 | Longbow Digital Arts. |
価格 | 35.00ドル |
発売日 | 発売中 |
(00/01/03、treadmarksdemo.exe 、22.1MB、ゲームデモ)
□TREAD MARKS ホームページ
http://www.treadmarks.com/
□TREAD MARKS ダウンロードページ
http://www.treadmarks.com/download.html
(駒沢 丈治)
Copyright (c) 1998-2000, Longbow Digital Arts.