AVIムービー加工・編集ソフト「AviUtl」v0.95
ムービーの画質調整や映像作品の作成にも利用できる
(00/02/17)
AVIムービー加工・編集ソフト「AviUtl」v0.95が、14日に公開された。ノイズ除去や色調補正などのフィルターを利用して、様々な特殊効果を施したムービーファイルを作成できる。Windows 95/98に対応し、MMX機能対応のCPUを搭載したパソコン上で動作するフリーソフト。現在作者のホームページからダウンロードできる。
「AviUtl」は、AVI形式のムービーファイルをプレビュー表示しながら加工・編集できるソフト。「ノイズ除去」「シャープ」「ぼかし」のほか、明るさやコントラスト、色合いなどを調整できる「色調補正」などのフィルター機能を備えており、ムービーのプレビュー表示でフィルターによる効果を確認しながら各機能のパラメーターを調整できる。ムービー画像の余計な空白部分を切り取る「クリッピング」機能を使って、例えばビデオキャプチャーした場合に画像の下端に現れるノイズを表示しないようにすることも可能。ムービーを構成するひとつひとつの画像をコピー・貼り付け・削除する編集機能も備えており、ムービーの10コマ目の画像を1コマ目に移動するといった操作も行える。加工・編集した後のムービーファイルは、そのままの画質で圧縮無しのAVIファイルとして保存したり、Windowsにインストールされている「Cinepak」や「Indeo」といった圧縮形式を指定してコンパクトなサイズでAVIファイルを保存できる。
さらに、複数のムービーファイルを連結して1つの長大なムービーを作成したり、2つ以上のムービーを半透明で合成して不思議な映像効果を表現することもできる。画質があまり良くないムービーを加工して見やすくしたり、いくつものムービーを用いてインパクトの強い映像作品を創りあげることが可能だ。
【著作権者】KENくん 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.95(00/02/14)
□AviUtlのサポートページ
http://www.geocities.co.jp/Playtown/2936/
(日沼 諭史)