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フローチャートを組み立ててプログラムを作成する「programa」

ソースコードを1行も書くことなくプログラミング

(00/02/25)

「programa」v1.0  本格的なプログラミング言語を使わずに、もっと手軽にプログラムを作ってみたいときは、図形を組み合わせるようにフローチャートを作るだけでオリジナルのプログラムを作成できる「programa」を使ってみよう。

 「programa」は、フローチャートを組み立てていくことでプログラムを作成できるソフト。処理内容を囲んだ四角形と矢印を組み合わせてプログラム全体の流れを表現するフローチャートを作り上げていくことで、メッセージの表示や数値計算などを行うプログラムを作成できる。

 初めは矢印でつながった「プログラム開始」と「プログラム終了」の2つの四角形がウィンドウに表示されており、この2つの四角形の間に「入力」「計算・代入」「条件分岐」といった様々な処理をマウス操作で挿入する。ユーザーが宣言した変数や、あらかじめ用意されている“abs”や“sqrt”など数値計算用の関数を利用して「計算・代入」を行えるほか、「入力」と「条件分岐」を使ってプログラム実行時にキーボード入力した数値と変数の値を比較し、比較結果によって処理を分岐させることができる。また、同じ処理を繰り返すための「反復処理」や次の処理をスキップしたいときなどに用いる「ジャンプ」などの処理も挿入できる。

 作成したプログラムは、メニューから「実行」を選択するだけで同梱のインタープリター「CINT」を使ってコンソールアプリケーションとして実行できる。さらに、フローチャートを独自形式のファイルに保存することで、あとで読み込んでフローチャートを再編集できるほか、C言語、Java、Pascal、Fortranの4種類のプログラミング言語用のソースコードを生成することも可能だ。

【著作権者】桜井 雅史 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(99/02/15)

□「programa」のホームページ
http://www.cmt.phys.kyushu-u.ac.jp/~M.Sakurai/
□「programa」ダウンロードページ
http://www.vector.co.jp/soft/win95/prog/se096560.html

(日沼 諭史)

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