【第72回】 バイクレースアクション「SUPER BIKE 2000」 スーパーバイクでカッ飛びレース体験!! （00/03/01） 　数あるバイクレース（モーターサイクルレース）の中でも、国際レースとしてその頂点に位置するのが、「スーパーバイク世界選手権」（“SuperBike World Championship”）だ。今回は、その公式ゲームとして登場したElectoronic Artsの「SUPER BIKE 2000」を紹介しよう。 バイクレースのスリルを存分に味わう 　「スーパーバイク世界選手権」は、市販の750ccオーバーマシンをベースに改造し、年間12戦を競う過酷なレース。ここ数年日本人レーサーの活躍が目立つこと、また公式戦に宮城県のSUGOサーキットが使われていることから、最近急速にファンが増えている。今回紹介する「SUPER BIKE 2000」は、昨年春に発売された「SBK SUPERBIKE World Championship」の後継作で、'99年に行われた公式戦のデータを完全に網羅。より美しい映像とリアルな操縦感を味わえる最新版だ。 　 デモ版でプレイできるのは、イタリアモンツァのサーキットコース 　 「公園の中のコース」モンツァならではの美しい風景 ダイナミックな視点の切り替えが新鮮 8種類の視点をダイナミックに切り替えることができる 画面を揺らす細かい振動がリアルだ 　ゲームが始まったら、メインメニューから「クイックスタート」を選ぶ。解像度や難易度などのオプションの指定は、画面右下の道具アイコンをクリック。レースの舞台となるのは、「公園の中にあるコース」として知られるイタリアのモンツァ。カーブの少ない、シンプルな高速サーキットだ。ここを3周して、トータルのラップタイムを競う。 加速／ブレーキ [↑]／[↓]キー コーナリング [←]／[→]キー シフトアップ [I]キー シフトダウン [K]キー 後方確認 右[Ctrl]キー 　もっとも、シフトの切り替えはスピードに合わせて自動的に行われるし、オプションの「オートブレーキング」を有効にすればブレーキ操作も自動化される。実際に必要なキーは加速とコーナリングだけなので、操作はとても簡単だ。視点の切り替えは、ファンクションキーの[F1]～[F8]。中でも[F7]のライダーカメラは凄まじい迫力なので、ぜひ一度お試しあれ。 文句なし!!　過去最高レベルのレースゲームだ!! ライダーカメラの視点は、思わず酔いそうになるほどの臨場感!! 　なんといっても映像が美しい。解像度を高めに設定し、オプションの“フォトリアリズム”と“リアルシャドウ”を有効にすると、まるでテレビ中継のような…というのはさすがに誉め過ぎだが、そう感じさせるぐらいの臨場感でレースを楽しむことができる。路面のゴツゴツ感や木々の立体感。画面に映り込むレンズフレアの輝きや、後方に吹き飛ぶように聞こえる観客の歓声も生々しい。パソコン用としては、文句なしに、過去最高レベルのレースゲームだと思う。 　ただし、そのぶん求められるハードウェア環境も厳しい。CPUのパワーはもちろんだが、ビデオカードもそれなりのものが必要だ。正式にサポートされているのは、Voodoo系、nVIDIA系、Matrox G200/G400、ATI 3D Rage Pro/128、Savage4など。最近ユーザーが多いグラフィック統合型チップセットi810では、一部の機能に制限がある。またYamaha Waveforce XGサウンドカードにも未対応だ。もっとも、これらの制限は現時点での話であり、今後ドライバー等のバージョンアップによって対応できる可能性もある。 日本語版製品版の発売は3月9日の予定 かなり“痛そう”なクラッシュシーン。ライダーが派手に吹き飛ぶ 　デモ版で試せるのは、シングルプレイの“モンツァコース”のみ。登場するレーサーも、芳賀紀行ひとりだ。できればあと2～3コースをカッ飛ばしたい気分だが、このゲームのスピード感とリアリティは、十分に体感できると思う。製品版では、鈴鹿を含む世界13カ所のコースが用意され、芳賀紀行のほかにも柳川明や藤原克昭なと25名のレーサーが実名で登場するとのこと。また、インターネットを経由して、最大8名までのマルチプレイも可能だ。日本語版は、エレクトロニック・アーツ・スクウェア（株）から、3月9日に発売が予定されており、価格は7,800円。 発売元 エレクトロニック・アーツ・スクウェア（株） 価格 7,800円 発売日 3月9日発売予定 （sbk2000dem.exe、34.2MB、ゲームデモ） □SUPER BIKE 2000 ホームページ http://www.japan.ea.com/archive/sbk2000/ □SUPER BIKE 2000 ダウンロードページ http://www.japan.ea.com/download/ （駒沢 丈治） (c) 2000 Electronic Arts.

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