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文字ベースのダンジョンRPG「JNetHack」v1.1.5のWindows CE版が登場

潜るたびにマップが変わる、シンプルで奥の深いRPG

(00/03/01)

 文字ベースのダンジョンRPGを日本語化した「JNetHack」のWindows CE版が、2月29日にリリースされた。ダンジョンの地形や落ちているアイテム、立ちはだかるモンスターなどが全て英数字(1バイト文字)で表現されている。画面サイズが640×240ドットで256色表示が可能なハンドヘルドPC上で動作するフリーソフトで、現在SH3用とMIPS用のアーカイブファイルがダウンロードできる。

 「JNetHack」は、'80年代にテキスト文字だけを使ったUNIX用のRPGとして登場した「Rogue」の流れをくむダンジョンRPG「NetHack」を日本語化したもの。“運命の迷宮”の奥深くに眠る“イェンダーの魔除け”を手に入れ、再び地上に戻るのがゲームの目的だ。テキストだけの表現のため見た目はシンプルだが、プレイするたびに新しく作られるダンジョン、武器や巻き物、食料をはじめとする膨大な種類のアイテム、神話や伝説に基づくさまざまなイベントなど、ゲームの内容は非常に奥深いものになっている。

 プレイヤーも、移動や戦闘、アイテムの使用はもちろん、ドアの鍵をこじあけたり、食事をとったり、神殿に供物を捧げたりと、さまざまな行動をとることができ、ゲームの自由度も高い。人間に好意的なモンスターを餌づけしてペットにし、一緒に敵と戦わせたり、落ちているアイテムを拾わせることもできる。

 「JNetHack」や「NetHack」は、General Public License(GPL)に基づいてプログラムソースが公開されており、初公開以来10年以上たった今も開発が続けられている。実行ファイルも、Windows CE版以外に、Windows版やUNIX版などが有志の手によって公開されている。

【著作権者】M. Stephenson 氏/Zoroyoshi 氏ほか
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1.5(00/03/01)

□Silver CE Persona
http://www.softclub.co.jp/~zoro/ce/
□JNetHack Home Page
http://www.jnethack.org/

(新城 雅章)

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