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Windows 95/98の“concon問題”を回避する「Decon」v0.1がリリース

起動しておくだけでハングアップを回避

(00/03/02)

MS-DOSプロンプトでの検証結果  (株)テクノクラフトは1日、Windows 95/98で最近発見された“concon問題”を回避する常駐ソフト「Decon」v0.1をリリースした。Windows 95/98上で動作するフリーソフトで、同社サイトからダウンロードできる。

 「Decon」は、Windows 95/98上で発見された“concon問題”を回避する常駐ソフト。“concon問題”は、Windows 95/98で“CON”や“PRN”などのデバイスファイル名を含んだ実在しない特定のフォルダにアクセスしようとすると、システムがハングアップしてしまうという問題。「Decon」を起動すると、画面上には変化は現れないがWindowsに常駐し、アプリケーションがこのフォルダにアクセスしようとした場合に問題を回避できるようになる。

 実際に編集部でMS-DOSプロンプトを利用して試してみたところ、フォルダが見つからないというエラーメッセージが表示されるだけで、問題は発生しなかった。なお、問題を本格的に回避するためには、Windowsを起動するたびに「Decon」を実行する必要があるため、スタートアップなどに登録しておくとよいだろう。

 “concon問題”はWindows 95/98のファイルシステム上の問題のため、どのアプリケーションを利用していても、デバイスファイル名を含んだ特定のフォルダにアクセスしようとするだけで問題が発生する危険がある。悪意ある人がWebページに特定のフォルダに誘導するタグを埋めこむだけで、閲覧者のシステムをハングアップさせることもできるため、その危険性の高さが指摘されている。

 なお2日21時現在、同社サイトでは、より多くのフォルダ指定方法に対応したv0.1a Betaがリリースされている。

【著作権者】(株)テクノクラフト
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.1a Beta(00/03/02)

□言語・辞書・翻訳関連ソフト専門通信販売サイト a2001.com
http://www.a2001.com/

(新城 雅章)

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