Adobeがアニメーション作成ソフト「LiveMotion」Beta版を公開
Shockwave Flash形式のアニメーション画像も作成可能
(00/03/07)
米Adobe Systemsは6日、アニメーション作成ソフト「LiveMotion」Beta版を公開した。同社のペイント・レタッチソフト「PhotoShop」と共通の操作性で、ホームページなどで利用できるアニメーション画像を作成できる。Windows 95/98/NT 4.0に対応した試用版で、現在同社のホームページからダウンロードできる。プレスリリースによると、米国での製品版の発売は2000年第二四半期の予定。
「LiveMotion」は、特殊効果やサウンドを駆使してアニメーション画像を作成できるソフト。ツールバーやカラーパレットなどのウィンドウは「PhotoShop」によく似たデザインのため「PhotoShop」とほぼ共通の操作性で使用でき、ドローソフトのように線や矩形、円を描くツールなどを使ってマウス操作で画像を作成していく。描いた線や円は「オブジェクト」と呼ばれるベクトルデータで、拡大・縮小してもギザギザが目立たず、いつでも自由自在に位置や形状、色などを変更できる。オブジェクトを半透明化したりグラデーション効果を加えることができるほか、テクスチャー画像も貼り付けられる。BMP/JPEG/GIFなどの画像ファイルをオブジェクトとして埋め込み、フィルターを使って画像に様々な特殊効果を与えることも可能。「PhotoShop」のフィルタープラグインを利用することもできる。
また、画像を表示するタイミングや動きなどもマウス操作で編集でき、時間の経過にしたがって画像をアニメーション表示させたり、WAVE/AIFFファイルによるサウンドを再生することができる。作成した画像は「LiveMotion」独自のファイル形式で保存したり、Shockwave Flash形式のアニメーション画像ファイルに出力することも可能。さらに、JPEG/GIF/PNG/PSD形式の静止画像として保存することもできる。
【著作権者】Adobe Systems Incorporated
【ソフト種別】Beta版
【バージョン】-(00/03/06)
□Adobe LiveMotion Beta
http://www.adobe.com/products/livemotion/
(日沼 諭史)