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ステレオ画像からアナグリフ画像を作成する「Anaglyph Maker」v1.00が公開

赤と青のフィルムメガネで平面の画像を立体視

(00/03/09)

「Anaglyph Maker」v1.00  ステレオ画像を元にアナグリフ画像を作成するソフト「Anaglyph Maker」v1.00がリリースされた。カメラの位置を10cm程度ずらして撮影した2枚の画像を元に、赤と青のフィルムメガネを使って立体視できるアナグリフ画像を作成する。Windows 95/98/2000で動作するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Anaglyph Maker」は、カメラの位置を10cm程度ずらして撮影したステレオ画像を元に、赤と青のフィルムメガネで立体視できるアナグリフ画像を作成するソフト。ステレオ画像を使って立体視するには、道具のいらない“並行法”や“交差法”があるが、練習しないとなかなか立体的に見えないという欠点がある。“アナグリフ”は、赤と青のフィルムメガネが必要になるものの、練習しなくても立体視できるという技法。「Anaglyph Maker」は、左右2枚のステレオ画像を元に、フィルムメガネで立体視できるアナグリフ画像を簡単に作成できるソフトだ。

 「Anaglyph Maker」を利用するには、まず左右2枚のステレオ画像を用意する。2台のカメラを左右に並べて同時にシャッターを押す方法などが一般的だが、被写体が静物なら、1度撮影した位置から横方向に10cm程度ずらしてもう1度撮影すれば1台のカメラでステレオ写真を撮影することが可能だ。こうして用意したステレオ画像を「Anaglyph Maker」で読み込んで“Make Anaglyph”ボタンをクリックすると、2枚の画像を合成したアナグリフ画像が表示される。アナグリフ画像の左側にある“R”“L”“U”“D”ボタンで合成する位置を調整できるので、実際にフィルムメガネを利用して、最も立体的に見える状態で保存するとよい。画像形式は読み込み・書き込みともBMPとJPEGに対応している。

 なお、作者のホームページによると、アナグリフ画像を鑑賞するためのフィルムメガネの配布を240円(送料込み)で行っているとのこと。

【著作権者】Takashi Sekitani 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00

□3D-Sightseeing---ステレオ写真による3Dバーチャル旅行
http://www.siplanet.gr.jp/3dss/

(新城 雅章)

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