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手軽に年表を作成できる「萌年表」v1.2がリリース

一度作成したデータを別の年表に流用できる

(00/03/10)

「萌年表」v1.2  萌企画は9日、歴史や人物史、文学史などの年表を手軽に作成できるソフト「萌年表」v1.2をリリースした。Windows 95/NT 4.0で動作する2,000円のシェアウェアで、試用期間は30日。現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「萌年表」は、歴史や人物史、文学史など西暦を基準とした年表を手軽に作成できるソフト。元号や、時代名、出来事などの項目ごとに“ライブラリデータ”を作成し、これらのデータをひとつに組み合わせて年表を作成する。このため、元号や時代名などの基本的なライブラリデータを一度作成すれば、別の年表を作成するときに流用することができる。このほか、年表中の記述からホームページにリンクを張る機能などもある。

 「萌年表」が年表作成に利用するデータには、平成や昭和といった元号を登録し、西暦に対応した年数が自動的に付加される“元号”データ、王朝名や文化名、在位していた天皇などの名称を登録し、西暦に対応した名称だけが表示される“時代”データ、人物の生まれた年などを登録し、西暦に対応した年数だけが表示される“基点年”データ、年ごとに発生した事件や事象を登録し、登録した内容がそのまま表示される“出来事”データの4種類があり、それぞれ別々の拡張子のファイルに保存される。歴代の天皇の名前が登録された“時代”データと、歴代の内閣の名前が登録された“時代”データを並べて表示するなど、年表に同じ種類のデータを複数表示させることもできる。

 “元号”データや“時代”データは、登録する名称が使われる期間(西暦)と名称をセットで登録する。例えば日本の元号なら、645年から649年までを“大化”、1596年から1614年までを“慶長”といった感じだ。“出来事”データは、 1600年に“関ヶ原の戦い”というように、事件や事象が発生した年(西暦)と内容を登録する。すると、登録したデータに基づいて元号が自動的に計算され、“西暦1600年”に“関ヶ原の戦い”があり、日本の元号では“慶長5年”であったことが年表に表示される。

 登録したデータは、“日本の元号”や“時代名データ”、“歴史上の出来事”といったように項目ごとに別々の“ライブラリデータ”として保存する。年表を作成する際は、別々に保存した“ライブラリデータ”の中から、必要なものだけを読み込んでひとつの年表に組み合わせる仕組みだ。このため、一度作成したデータをさまざまな年表に流用することができる。例えば、各国ごとの年表を作成したあとでそれらを全てひとつにまとめて詳細な世界史年表をつくることも可能だ。

 なお、ダウンロードするアーカイブには、日本の元号や日本史上の主な出来事、坂本竜馬の生涯などがライブラリデータとして同梱されている。

【著作権者】萌企画 福岡 秀樹 氏
【ソフト種別】シェアウェア 2,000円
【バージョン】1.2(00/03/09)

□萌企画ホーム
http://www.moeplan.gr.jp/

(新城 雅章)

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