独自エンジンの軽量Webブラウザー「Opera」4.0 Beta 1がリリース
128bit暗号に対応し、基本機能を実装したメールクライアントも内蔵
(00/03/21)
独自エンジンでHTML表示する軽量Webブラウザー「Opera」4.0 Beta 1が、19日にリリースされた。128bit暗号技術による通信が可能になり、メールクライアントを内蔵した。Windows 95/98/NT/2000に対応した35ドルのシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「Opera」は、ファイルサイズが小さいながらもスタイルシートなどに対応した高機能なWebブラウザー。IEのコンポーネントなどは使用せずに、独自のHTML表示エンジンを搭載しているのが特長だ。4.0 Beta 1では、128bit暗号技術を利用することでより安全な通信が可能になったほか、Webページの表現力を高めるCSS2やXMLに対応した。
さらに、基本機能を実装したメールクライアントも内蔵した。POP3/SMTPを利用したメールの送受信を行うことができ、メールの自動フォルダ振り分け機能も備えている。ただし、編集部で試したところでは日本語を含んだメールを受信すると文字化けしたり、「Opera」で送信したメールを他のメールソフトで受信した際に日本語のメール本文の内容が消えてしまうという現象が発生した。
【著作権者】Opera Software
【ソフト種別】シェアウェア 35ドル
【バージョン】4.0 Beta 1(00/03/19)
□Opera Software - Bringing speed and fun back into Internet browsing
http://www.opera.com/
(日沼 諭史)