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米Microsoft、「Windows Media Player 7」のTechnology Preview版を公開

音楽CDのエンコードなどジュークボックスソフトとしての機能を強化

(00/03/28)

「Windows Media Player 7」  米Microsoftは27日(現地時間)、マルチメディアプレイヤーの最新バージョン「Windows Media Player 7」の開発者向けTechnology Preview版をリリースした。Windows 98/2000で動作するソフトで、現在同社サイトから英語版がダウンロードできる。同社では、業務などに利用するコンピューターにはインストールしないように推奨している。

 「Windows Media Player 7」は、オーディオやビデオの再生機能のみサポートしていた従来のバージョンとは異なり、インターネット上のマルチメディアコンテンツの紹介やダウンロード、音楽CDからのエンコード、ローカルに保存したコンテンツの管理機能、ストリームラジオ番組の再生、携帯型プレイヤーのサポートなど、ジュークボックスソフトとしての機能が強化されている。

 音楽CDのエンコードでは、64Kbpsから160KbpsのWMA形式に変換することができる。アルバム名や曲名などの音楽CDの情報は、CDDBではなくmsnの“WindowsMedia.com”を参照するようになっている。他のジュークボックスソフトと同じように、一度音楽CDからエンコードした曲は、アーティスト名やアルバム名、音楽ジャンルなどで分類され、再びCDをセットしなくてもいつでも再生することができる。

 インターネット上のマルチメディアコンテンツを紹介する“Media Guide”機能では、“WindowsMedia.com”に接続し、音楽や映像のコンテンツが毎日日替わりで紹介される。3月27日付けのコンテンツでは、アカデミー賞関連のストリーム映像などが紹介されている。また、インターネットラジオ番組をクリックひとつで再生できる“RadioTuner”機能もある。

 「Windows Media Player 7」では、新たにスキンもサポートされた。Technology Preview版では、4種類のスキンが同梱されているほか、WindowsMedia.comから新しいスキンをダウンロードして利用することもできる。また、オーディオコンテンツを再生している際は、8種類の映像パターンで音声を視覚的に表現することができる。

 今回リリースされたTechnology Preview版は、開発者向けのプレビューバージョンで、Microsoftでは業務などに利用するコンピューターにはインストールしないように推奨している。マイクロソフト(株)によると、Technology Preview版の日本語バージョンをリリースする予定はないとのことだ。

【著作権者】Microsoft Corp.
【ソフト種別】プレビュー版
【バージョン】7.00.00.1153(00/03/27)

□Windows Media Home
http://www.microsoft.com/windows/windowsmedia/

(新城 雅章)

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