小さいけど力持ち！　タスクトレイ常駐ソフト ゲームから便利なユーティリティまで使えるソフト8本！ （00/03/28） 　一見、起動していることすら意識させないほどコンパクトだが、いざ使ってみるとかゆいところに手が届くような感覚でパソコンの使い勝手を向上させてくれる。それがタスクトレイ常駐ソフトの特長だ。まさに小粒だがピリリと効く存在感はオンラインソフトならでは。今回の特集では、用途別に8本のタスクトレイ常駐ソフトを紹介する。 タスクバーの時計に機能を追加「TClock」 　「TClock」は、タスクバーの時計に機能を追加するソフト。時間、分以外に、日付、曜日、秒を表示したり、表示した文字のフォント、サイズ、色の変更なども可能だ。アラーム機能もあり、指定した時刻にWAVファイルを鳴らすこともできる。また、インターネット上のタイムサーバーと時刻を同期させることで、パソコン内蔵時計を自動修正する機能もある。時計機能以外にも、スタートメニューを隠したり、スタートメニューのアイコンを変更することもできるため、タスクメニューやタスクバーを、より広く使いたいユーザーにもお勧めだ。なお、時計がカスタマイズされるのは「TClock」が起動している間だけなので、使ってみてWindows標準の時計に戻したくなった時は「TClock」を終了するだけだ。ちょっと試してみたい、なんて人も気軽に使ってみよう。 【著作権者】Kazubon　氏 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】2.2.8（99/09/19） □窓の杜 - TClock http://www.forest.impress.co.jp/library/tclock.html □Kazubon's Homepage http://homepage1.nifty.com/kazubon/ タスクトレイの中で動作する一風変わったパズルゲーム「SOROTRAY」 　「SOROTRAY」は、タスクトレイの中でパズルゲームを楽しめるソフト。ルールは単純で、横一列に並んだ小窓に置かれた5種類の図柄を全て同じものに揃えるだけ。小窓を一つ選んでクリックすると、選んだ小窓内の図柄は一つ上がり、隣あう図柄は一つ下がる。これを何度か繰り返し、最終的に全ての小窓が同一の図柄になればクリアだ。設定でレベルと図柄の種類を選択できるが、選択したレベル数はそのまま小窓の数になる。最高レベルは30なので、そのシンプルさにハマった人も十分満足する難易度まで用意されている。音声は切ることが可能で、また、ゲーム画面は完全にタスクトレイの中に収まっているので、誰かに後ろから見られても、一見何をしているのかわからないという点も、タスクトレイ内で遊べるこのソフトならではの特長だ。 【著作権者】JAURUS　氏 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】2.10（00/02/01） □SOROTRAY http://www.knc.ne.jp/jaurus/ タスクトレイでつぶやき続けるキュートなキャラクター「なおくん for Windows」 　「なおくん for Windows」は、タスクトレイに常駐し、たわいのない言葉を言い続ける可愛いデスクトップキャラクターソフト。「なおくん」からのメッセージは、起動するとデスクトップ上に現れる小さい画面上にスクロールで表示される。この表示画面は、初期設定ではタスクトレイのすぐ上に表示されるが、マウス操作によりお好みの場所に変更できる。またスクロールのスピードや表示画面の大きさも変更可能だ。アラーム機能もあり、設定した時間になるとメッセージで知らせてくれる。また、「なおくん」自身の気が向くと、おみくじを引いてくれたりすることも。勉強や仕事の合間に手を休めてふと画面の端に目をやったとき、心がなごむ「なおくん」のメッセージはいい気分転換になること請け合いだ。 【著作権者】TM-Station Mave-Rxx 【ソフト種別】シェアウェア 500円 【バージョン】1.02（99/07/04） □なおくん for Windowsのページ http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/3652/ 多機能デスクトップ環境管理ソフト「XDESK」 　「XDESK」は、ランチャーからCPUメーターまで含む、多機能なデスクトップ環境管理ソフト。「XDESK」を起動するとタスクトレイ内に数字の書かれた3つのボタンが表示される。これが「XDESK」の最大の特長と言えるデスクトップ切り替えボタンだ。「0」の画面はIEを立ち上げてネットサーフィン用、「1」の画面はテキストエディター用などお好みで決め、あとは必要に応じてタスクトレイ上のボタンをクリックしてデスクトップを切り替えることができる。その操作感は、まるで3台のパソコンの画面を切り替えて使用しているかのようだ。また、切り替えボタンの横にあるバーはCPUメーターで、上下する黄色のバーがCPUの負荷を表している。起動と同時にデスクトップ右上に現れる「AppBar」はランチャー。こちらもアプリケーションの追加や削除などユーザーが自由にカスタマイズできる。ストレスなく使用するにはそれなりのマシンパワーが必要だが、一台のパソコンを多様な用途で使い分けるのに便利なソフトだ。 【著作権者】Catalin Caranfil　氏 【ソフト種別】シェアウェア 30ドル 【バージョン】3.02.719 □XDESK U.S.A. OFFICIAL PAGE http://www.xdesksoftware.com/ タスクトレイ上で操作する小型CDプレーヤー「Tray CD Player」 　「Tray CD Player」は、タスクトレイだけで操作できるCDプレーヤー。タスクトレイ領域に操作ボタンを表示するため他の作業の邪魔にならず、ワンクリックで全ての操作ができる。タスクトレイ上に表示されるのは、再生、停止、早送り、巻戻し、といったCDプレイヤーの基本操作ボタンのみなので、CDプレイヤーの操作のみを直感的に行いたい人にはお勧めのソフトだ。なお、プレイ中に再生ボタンをダブルクリックすると一時停止となる。パソコンでCDを聴く機会は多いが、デスクトップ上を占領する大げさなプレイヤーに飽きてしまった人は、このソフトを使ってみよう。 【著作権者】Martin Burak - Burisoft　氏（デザイン）、鈴木 理弘　氏（実プログラム） 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】1.16（99/03/22） □Masahiro's Homepage http://www.sppd.co.jp/suzuki/ メモ文字クリップボード貼り付けソフト「Poteruka Memo」 　「Poteruka Memo」は、タスクトレイ上から操作できるクリップボードソフト。頻繁に使用する言葉や文章などをあらかじめ登録し、必要に応じてタスクトレイ上から登録内容を選択し、“貼り付け”で入力できる。登録はタスクトレイ上の「PoterukaMemo」アイコンを右クリックし、「メモ作成」を選択して行う。登録の際には実際に貼り付けて使用する言葉や文章それぞれに、任意のタイトルをつけることができる。例えば登録する文章は実際の住所にして、タイトルに「住所」と付ければ「住所」を選択してペーストすると実際の住所が表示される、といった具合だ。登録した文章を使う際にはタスクトレイから右クリックでタイトルを選ぶだけでコピーされるので、あとは目的の場所に貼り付けるだけだ。また、メモを登録した日時もボタン一発で同時に登録できるので、スケジュール帳などに書き込む前にちょっとしたメモを取りたいときなどに重宝するソフトだ。 【著作権者】Poteruka　氏 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】1.00（99/11/26） □ぽてるかみすてりー http://www.sala.or.jp/~poteruka/ キーボード操作支援ユーティリティ「秀Caps」 　「秀Caps」は、キーボードのカスタマイズなどを行えるキーボード操作ユーティリティ。設定はタスクトレイ上の「秀Caps」アイコンから行う。設定では、CapsLockの状態を画面表示させたり、カーソルの移動速度を自由に変更することができる。また、ひらがな、左右Alt、右Ctrl、変換、無変換の各キーを、スペース、カナ、漢字、タブに割り当てるなどのキーボードカスタマイズが可能だ。他、ユーザーのお好みでShiftなしで「_」（アンダースコア）を入力できるようにしたり、テンキー上のピリオド2回でコンマ入力などの設定も可能なので、自分の目的によって各機能を使い分けることができる。常々106キーボードに不満を感じているユーザーは一度試してみては？ 【著作権者】斉藤 秀夫　氏 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】6.5（00/02/09） □窓の杜 - 秀Caps http://www.forest.impress.co.jp/library/hidecaps95.html □秀まるおのホームページ http://hidemaru.xaxon.co.jp/ アプリケーションをタスクトレイに入れて常駐できる「なんでもTRAY!」 　「なんでもTRAY!」は、実行中のアプリケーションを最小化したときにタスクバーではなくタスクトレイに入れるソフト。操作は非常に簡単で、タスクトレイに入れたいアプリケーションのウィンドウをアクティブにし「Alt＋F3」キーを押すだけでタスクトレイ上に登録される。また一旦、タスクトレイに入れたアプリケーションは、次回から最小化するだけで自動的にタスクトレイに入る。なお、この設定はタスクトレイ上の登録されたアイコンを右クリックし、メニューから「D2Tからはずす」を選択すれば、タスクトレイからはずすことができる。頻繁に立ち上げるソフトは「なんでもTRAY!」を使ってタスクバーに入れ、狭いタスクバー内の渋滞を解消しよう。 【著作権者】仙田 智史　氏 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】1.0（99/08/19） □作者: 仙田 智史 http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an018291.html 任意のファイルへタスクトレイからアクセス「DeskTray」 　「DeskTray」は、タスクトレイからファイルを開くためのソフト。作業に没頭しているうちに、デスクトップ上が多数のウィンドウで埋まってしまった経験があるだろう。デスクトップ上はそのままにしておきたいが参照したいファイルがあるというときはこのソフトの出番だ。タスクトレイ上の「DeskTray」アイコンをクリックするとポップアップメニューが表示されるので、「ファイルセレクト」を選択しよう。すると「ファイルを開く」ダイアログが表示され、そこから任意のファイルを起動することができる。データファイルはもちろん、アプリケーションの起動も可能だ。単純にファイルを開くことだけを目的にしたソフトだが、あると非常に便利なソフトだ。 【著作権者】桐山 秀信　氏 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】1.00（00/01/04） □えるふぃソフト http://www17.big.or.jp/~elfy/ （福田 泰隆）

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