Winゲームデモ!


【第77回】

ゴルフシミュレーション「Links LS 2000」

本格派のゴルフシミュレーションでナイスショット!!

(00/04/05)

タイトル画面

 そういえば最近、ゴルフゲームが少なかったなという気がする。コンシュマーではいくつか売れ筋ソフトがあったものの、パソコンで楽しむのはひさしぶりだ。…というわけで、今回はマイクロソフトの最新ゴルフシミュレーション「Links LS 2000」を紹介しよう。


ゴルフシミュレーションに求められるもの

 ゴルフゲームというのは、数あるスポーツシミュレーションの中でも、やや位置づけの異なるジャンルだと思う。それはゴルフというスポーツが、極めて戦術的なものであるからだ。詰め将棋的な“読み”や知識、そしてなにより経験がものをいう。したがってゴルフシミュレーションもまた、こうしたゴルフのおもしろさを十分に再現できるかどうかが、重要なポイントとなるはずだ。「Links LS 2000」は実在するゴルフコースを現在の技術で可能な限り忠実に再現し、スタンスやクラブフェイスの角度、風や天候の影響もリアルに再現したという。さて、その試みはどこまで成功しているのだろうか?

使うクラブと方向を決めて、マウスをクリック!!   “レベル設定の異なるプレイヤー同士でコンペを楽しむこともできる
使うクラブと方向を決めて、マウスをクリック!!   レベル設定の異なるプレイヤー同士でコンペを楽しむこともできる

マウナケア・リゾートで体験プレイ

Easyモードなら、ショットの方向と強さを簡単に調整できる
障害物だらけのコースをグリグリ進む。画面も大揺れだ

“カメラアングルを変えてリプレイ。まるでTV中継のような映像だ
カメラアングルを変えてリプレイ。まるでTV中継のような映像だ

 ゲームが始まったら、まず最初にプレイヤーの登録から始めよう。メインメニューから“Options”をクリックし、さらに“Players Settings”をクリック。プレイヤー名とシャツの色、クラブセットなどを順に決めていく。とりあえず“Ability”と“Tee”は“Amateur”、“Swing Type”は“Easy Swing”がおススメだ。ゲーム内で表示されるキャラクターグラフィックの“Golfer Appearance”も、忘れずに指定すること。ただしデモ版では、男性キャラの“Male4”しか選ぶことができない。

 自分の分身となるキャラクターが出来上がったら、いよいよプレイ開始だ。メインメニューから“New Round”をクリックして、コースを選ぶ。デモ版では“マウナケア・リゾート”が表示されるはずだ。次に試合のルール…というか、勝利条件を決める。マッチプレイやスキンズなど5種類が用意されているが、最初は普通にストロークプレイから始めたほうがわかりやすいだろう。最後に、ゲームにエントリーするキャラクターを選んで“Start”ボタンをクリック。

 “Easy Swing”の場合、ショットはとても簡単だ。画面中央下部に表示される“Aim”ボタンを左クリックするとマウスポインタが紅白のポールに変るので、ボールを落としたい場所に合わせて右クリックする。目的の距離と方向を、ポールを立てることによって指定するというわけだ。あとはゴルフボールをクリックし、パワーを決めたら再度クリックするだけ。ポールの移動が難しく感じる場合は、コースを真上から見降ろすTOPビューを組み合わせて使うといいだろう。

リアリティ重視のゴルフシミュレーション

視点の違うカメラや情報ウィンドウを、必要に応じて表示する
視点の違うカメラや情報ウィンドウを、必要に応じて表示する
 素晴らしくよくできたゴルフシミュレーションだ。プレイヤーの持つ知識やスキルに応じて多様な楽しみ方ができるし、インターネット経由でネットワーク対戦できるところもいい。なにより映像が素晴らしい。まるでTV中継を観ているかのような、リアルなグラフィック。これまでのゴルフゲームとは世代の差を感じる。しかしそのぶんゲーム全体も淡々とした仕上がりで、余計な演出は一切なし。ゴルフシミュレーションというよりもむしろ、実在するゴルフコースを仮想体験できるゴルフ場シミュレータといったほうが、正しいのかもしれない。どちらかといえば、ゴルフ中級者以上向けのソフトだと思う。

世界の有名コースをパソコンで楽しむ

スタンスやフェイスの微調整も、もちろん可能だ
スタンスやフェイスの微調整も、もちろん可能だ
 デモ版でプレイできるのは、ハワイの“マウナケア・リゾート”コースのみ。潮風を感じる、実に気持ちのいい風景だ。添付されているドキュメントによると、製品版ではゴルフ発祥の地“セントアンドリュースリンクス”のオールドコースや日本の“宮崎フェニックスカントリークラブ”など、全部で6コースが収録されているとのこと。登場するキャラクターも、デモ版では男性のグラフィックが1タイプのみだが、製品版ではアーノルド・パーマーなど12人が登場するという。なお今回紹介したデモ版は英語版だが、完全に日本語化された製品版がすでに販売されている。

発売元マイクロソフト(株)
価格9,800円
発売日発売中

(LinksLS2000.EXE、42MB、ゲームデモ)

□Links LS 2000 ホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/links2000/
□Links LS 2000 ダウンロードページ
http://www.microsoft.com/japan/games/links2000/download.htm

(駒沢 丈治)


(c) 2000 Microsoft Corporation. All rights reserved.


トップページへ
Winゲームデモ! INDEX



Copyright(C), 1996-2000 Impress Corporation.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで