新しいベクター画像形式SVGに対応したドローソフト「Trajectory Pro」
XMLをベースにしたSVG形式とBMP/JPEG形式で出力可能
(00/04/13)
米Jasc Softwareは5日(現地時間)、新しいベクター画像形式SVG(Scalable Vector Graphics)に対応したドローソフト「Trajectory Pro」v0.20をリリースした。Windows 95/98/NT 4.0/2000に対応したフリーのプレビュー版で、現在同社のホームページからダウンロードできる。
「Trajectory Pro」は、SVGという新しい画像形式に対応したドローソフト。SVGは、HTMLを拡張した文書の規格「XML」をベースにした現在策定中の画像形式で、拡大・縮小しても画像の輪郭のギザギザが目立たず、ファイルサイズがコンパクトなベクター形式のファイルとして保存できる。「Trajectory Pro」では、マウスを使って直線や曲線、円、多角形などの図形を描いたり、テキストを貼り付けて画像を作成していくことができ、図形の大きさ、位置、回転角度も調整できる。SVG形式だけでなく、BMP/JPEG形式の画像ファイルで出力することも可能だ。
なお、同社によれば「Trajectory Pro」で作成したSVG形式の画像ファイルをWebブラウザーで表示する場合はプラグインが必要となるとのこと。プラグインの入手方法などについては明記されていないが、W3CのWebサイトなどSVGについての情報が掲載されているWebページを参照すれば、SVGファイルを表示したり作成する上での参考になるだろう。
【著作権者】Jasc Software, Inc.
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.20(00/04/05)
□Home of Jasc Software, Inc.
http://www.jasc.com/
□W3C Scalable Vector Graphics (SVG)
http://www.w3.org/Graphics/SVG/
□SVGのデータを実際に描画してみる
http://www.ke.ics.saitama-u.ac.jp/%7emasa/java/JDK1.2/svgviewer.html
(日沼 諭史)