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入力した数式をグラフ表示する「Mathbrain」v2.00が公開

単純な数式、微分方程式、積分などを計算して2次元や3次元のグラフを表示

(00/04/18)

「Mathbrain」v2.00  入力した数式をグラフ表示するソフト「Mathbrain」v2.00が、18日に公開された。単純な関数式のほか、微分方程式や積分の複雑な数式など様々なタイプの数式を計算して2次元グラフや3次元グラフで表示できる。Windows 95/98/NT 4.0/2000に対応した8,800円のシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Mathbrain」は、入力した数式を2次元や3次元のグラフで表示するソフト。“+”“-”といった四則演算の記号や剰余、べき乗の記号に加え、sin、cos、tanなどの三角関数、平方根を表すsqrt、対数を表すlogなどの関数を組み合わせて数式を記述する。数式には変数を含めることができ、変数に代入する値の範囲や、グラフの軸に割り当てる変数などの設定を行い、メニューから「計算開始」を選択するとすぐに数式をグラフ表示する。最大で10個の式の計算を同時に行うことができ、10本のグラフを1つのウィンドウ内に表示可能。2つ以上の数式で成り立つ連立方程式のほか、微分方程式や積分なども記述して、計算結果を2次元または3次元のグラフで表示できる。

 2次元グラフでは、直線や曲線で結ばれたグラフや、値を点でプロットしたグラフを表示できるだけでなく、変数に代入する値の増減によって変化するグラフをアニメーション表示することも可能で、表示したグラフ上にテキストを入力して説明をつけることもできる。また、3次元グラフでは、3D画像表示用のAPIであるOpenGLを用いて立体感のある3D CGでグラフを表示する。マウス操作で視点を変えて様々な方向からグラフを眺めることも可能だ。

 記述した数式は「Mathbrain」独自の形式でファイルに保存して、あとでいつでも読み込んでグラフ表示できる。さらに、2次元グラフをメタファイルというベクター形式のファイルで保存でき、3次元グラフをBMP形式の画像ファイルで保存することも可能だ。

【著作権者】E.Tsuda 氏
【ソフト種別】シェアウェア 8,800円(学生は4,000円)
【バージョン】2.00(00/04/18)

□S-Brain
http://www.sbrain-jp.com/

(日沼 諭史)

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