3Dゲーム作成ソフト「Organizer2000」v1.02
DirectXの知識がなくてもリアルな3Dゲームを作成可能
(00/04/18)
【編集部注】「Organizer2000」は、ソフト名称が「Scripted3D」に変わりました。(00/04/19)
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「Organizer2000」v1.02 |
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同梱のサンプルゲーム |
3Dゲーム作成ソフト「Organizer2000」v1.02が公開された。決まった書式で命令を記述していくだけで、DirectXを使った3Dゲームを作成できる。Windows 95/98/2000に対応した4,000円のシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「Organizer2000」は、決まった書式で命令を記述することでDirectXを使った3Dゲームを作成できるソフト。数値計算を行う命令や、計算結果などによって処理を変える分岐命令、3Dオブジェクトをウィンドウに表示する命令、キーボード操作を処理する命令など、数多く用意されている「Organizer2000」専用の命令を組み合わせ、メモ帳などのテキストエディターを使って記述してゲームを作成していく。命令を記述したソースファイルはSRCという拡張子をつけて保存し、「Organizer2000」を使ってコンパイルすることで「Organizer2000」に同梱されている実行ファイルを介してゲームを実行できる。なお、「Organizer2000」が備えているのはソースファイルをコンパイルする機能のみで、ソースファイルの編集機能などはもっていない。
例えば“GAME.SRC”というファイル名でゲームのソースファイルを保存した場合は、「Organizer2000」を使ってコンパイルすると“GAME.BIN”という名前のファイルが生成される。さらに「Organizer2000」に同梱されている“DEBUG.EXE”を“GAME.EXE”というファイル名に変更し、“GAME.BIN”があるフォルダと同じ場所にコピーして実行することで、作成したゲームを起動してプレイできる。
3Dゲームを作成する際にDirectXについての知識はほとんど必要なく、市販のコンパイラーなどのソフトも必要ない。同梱の説明書やサンプルのゲームなどを参考に「Organizer2000」を使ったプログラミングの方法を学べば、ちょっとした3Dゲームや3D CGアニメーションなどを手軽に作成できるようになるだろう。
【著作権者】CraftwareSystems
【ソフト種別】シェアウェア 4,000円
【バージョン】1.02
□CraftwareSystems
http://hp.vector.co.jp/authors/VA012411/
(日沼 諭史)