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ハードディスクの使用状況を視覚的に確認できる「Scanner」v2.1

サブフォルダのドライブ占有率もひと目で把握

(00/04/18)

「Scanner」v2.1  ハードディスクがいくら大容量になっても、使っているうちにファイルやフォルダがたまっていき、気がつくと空き容量が足りなくなっていることがある。大容量になったぶんファイル数も増え、フォルダの階層構造も複雑になりがちで、不要なファイルがどこにあるか調べるのも一苦労。そんな悩みを抱えている人には、ハードディスクの使用状況を視覚的に確認できるソフト「Scanner」がおすすめだ。

 「Scanner」は、各ドライブ内のファイルやフォルダの占有率を円グラフで視覚的に表示するソフト。画面左側のドライブ名のアイコンをクリックすると、選択したドライブの使用状況が円グラフで表示される。ドライブ全体の容量と比較して、極端にサイズの小さいファイルやフォルダは表示されないが、ファイルやフォルダごとに違う色で表示され、占有率の大きなファイルやフォルダを把握しやすくなっている。

 「Scanner」の特長は、ドライブルートにあるファイルやフォルダだけでなく、各フォルダ内のファイルやサブフォルダの占有率を同時に表示できること。画面に表示される円グラフは1つだけではなく、最大6階層までの円グラフが同心円状に表示される。同心円の外側に行くほど下層のファイルやフォルダになっており、親フォルダのグラフにぶらさがるように表示されるため、占有率のほかにフォルダの階層構造も視覚的に読み取ることができる。どのフォルダのどのファイルがハードディスクを占有し、巨大な不要ファイルがどこに潜んでいるのかをひと目で把握できるわけだ。

 グラフ表示だけではフォルダかファイルかを判別することはできないが、グラフ領域にマウスをポイントすると、その領域のファイル名かフォルダ名が画面上部にフルパスで表示される。グラフ領域を右クリックして表示されるメニューから、ファイルやフォルダを削除したり、関連付けられたアプリケーションで開くことも可能だ。なお、フォルダのグラフ領域を左クリックすると、選択したフォルダの配下にあるファイルやフォルダの占有率が、選択したフォルダのファイルサイズを100%とした円グラフで表示される仕組みになっている。

【著作権者】Steffen Gerlach 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.1(00/01/17)

□Freeware Section
http://www.steffengerlach.de/freeware/

(新城 雅章)

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