NEWS


C/C++コンパイラーgccをGUIで操作する「gcc Developer Studio(仮)」β3

追加モジュールを組み込めばGUIアプリケーションを開発可能

(00/04/19)

「gcc Developer Studio(仮)」β3  フリーのC/C++コンパイラー“gcc”と組み合わせて使うアプリケーション開発ソフト「gcc Developer Studio(仮)」β3が、13日に公開された。ソフトのソースコードなどをプロジェクトで管理して開発を進めることが可能。Windows 95/98/NT 4.0対応のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「gcc Developer Studio(仮)」は、フリーのC/C++コンパイラー“gcc”と組み合わせて使うアプリケーション開発ソフト。ソースコードなどのファイルを1つにまとめて管理できるプロジェクト管理機能やデバッグ機能を備え、内蔵のテキストエディターでソースコードを編集できる。「gcc Developer Studio(仮)」にはコンパイルの機能はないため、編集したソースコードをコンパイルする時にのみgccを利用して実行ファイルを作成するようになっている。gccはMS-DOSプロンプト上で動作するコンソールアプリケーションだが、「gcc Developer Studio(仮)」をインストールすれば、アプリケーションの作成に必要なgccの細かい設定やファイルの管理などをすべてGUIで行うことができる。ただし、gccは日本語に対応していないため、日本語を使用したアプリケーションは正しくコンパイルできない場合がある。

 「gcc Developer Studio(仮)」のインストール時にgccのダウンロード方法やインストール方法が説明されるため、gccについて詳しく知らなくてもすぐにインストールできる。標準ではコンソールアプリケーションしか開発できないが、「RSXNT/DJ」というモジュールを組み込むことでGUIを使ったWindowsアプリケーションも開発可能。作者のホームページで詳しく解説されている「RSXNT/DJ」のインストール方法やGUIアプリケーションの開発方法を読めば、誰でもWindowsアプリケーションの開発にチャレンジできるだろう。

【著作権者】あるむ 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】β3(00/04/13)

□Index Page [ The Load to Opened World ]
http://homepage1.nifty.com/mla/

(日沼 諭史)

トップページへ


Copyright(C), 1996-2000 Impress Corporation.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで