Winゲームデモ!


【第81回】

戦闘機シミュレーター「スーパーエアーコンバット3」

最新鋭の戦闘機でバトルを楽しもう!!

(00/05/10)

タイトル画面

 戦闘機には、不思議な魅力がある。それが戦闘を目的とした兵器であるにもかかわらず、憧憬を感じるのはなぜなのだろう。贅肉を削ぎ落とした機能美がもたらすものなのか。それとも、音速を超えて飛ぶ速さゆえによるものなのか。今回紹介する「スーパーエアーコンバット3」は、そんな最新戦闘機を駆って大空を舞う、迫真のコンバットフライトシミュレーターだ。


ついに第三次世界大戦勃発!?

 「スーパーエアーコンバット3」の舞台となるのは、近未来の東アジア。38度線を越えて突如南下を始めた北朝鮮軍によって、朝鮮半島はたちまち占領されてしまう。プレイヤーは国連多国籍軍のパイロットとしてこの戦闘に参加し、北朝鮮軍と、それを支援する中国軍を相手に戦う…という少し過激な設定だ。もちろんこのシナリオは架空のものだが、登場する戦闘機や空母は現実世界そのままのネーミング。地図も、現実世界に近いものが使われている。

デモ版でプレイできるミッションは3種類   “Easy”ではF/A-18ホーネット、“Normal”と“Hard”ではミラージュで参戦
デモ版でプレイできるミッションは3種類。敵機の迎撃をかわしながら、地上の目標を攻撃する   “Easy”ではF/A-18ホーネット、“Normal”と“Hard”ではミラージュで参戦

対艦ミサイル艇基地を破壊せよ!!

敵機をレンジ内に追いつめる。対空ミサイルを上手に使おう
敵機をレンジ内に追いつめる。対空ミサイルを上手に使おう

敵の対空車両を、対地ミサイルで攻撃する
敵の対空車両を、対地ミサイルで攻撃する

 メインメニューが表示されたら、“SCENARIO”をクリック。すると現在の戦況が説明され、続いてミッションの選択画面が表示される。ミッションは難易度に応じて“Easy”、“Normal”、“Hard”の3種類に分けられているが、とりあえず最初は“Easy”から始めるといいだろう。デモ版に用意されている“Easy”のミッションは、韓国済州島にある敵の対艦ミサイル艇基地を破壊すること。迎撃機による反撃はないが、攻撃用の対地ミサイルが尽きてしまわないよう慎重に狙いたい。主なキーの操作は、下記のとおりだ。

上昇/下降[8]/[2]キー
左ロール/右ロール[4]/[6]キー
左ヨー/右ヨー[1]/[3]キー
エンジン出力アップ[+]キー
エンジン出力ダウン[-]キー
エンジン停止[/]キー
エアブレーキ[0]キー
アフターバーナー[*]キー
機銃発射[Z]キー
武器の切り替え[Shift]キー
ミサイルの発射スペースバー

 こう並べると結構複雑に感じるが、実際はそれほどでもない。テンキーを使って機体を操縦し、目標をミサイルで破壊するというのが基本的な遊び方。照準もオートなので、十分間合いを詰めて発射すれば、滅多に外れることはないだろう。戦闘中に視点を切り替えることもできる。カーソルキーを使って前後左右を見渡せるし、[F5]キーと[F6]キーを使って、視点を機体の外に置くことも可能だ。

ほどよい難易度で空中戦を楽しむ

カメラアングルを変えながら映像を楽しむ
カメラアングルを変えながら映像を楽しむ
 空中戦、そして対地攻撃を“楽しむ”ことを第一にデザインされたゲームであるだけに、操縦はとても易しい。他のフライトシミュレーターのように細かい操作にわずらわされることなく、アクションゲーム感覚で飛び、戦うことができる。戦闘中に使うキーも少なく、誰でもすぐになじめるはずだ。高度や機体の傾きなどを示すヘッドアップディスプレーの表示も見やすく、対空ミサイルや対地ミサイルの扱いも容易に感じた。解像度が640×480ドットと小さめなところが残念だが、そのぶんスピード感のあるドッグファイトが楽しめると思う。

 与えられたミッションを、順にクリアしていく達成感もいい。単なるアクションゲームで終わらず、ロールプレイング性が盛り込まれているところが「スーパーエアーコンバット3」ならではの味わいだ。

製品版では各国の最新鋭戦闘機が登場

母艦となる空母カールビンソン
母艦となる空母カールビンソン。しかし僚機の戦闘支援はない
 デモ版では、難易度“Easy”、“Normal”、“Hard”を各1ミッションずつ、全部で3ミッションを試すことができる。ただし利用できる機体は、F/A-18ホーネットとミラージュのみ。ミッションの内容も、比較的シンプルな対地攻撃に限られる。製品版では全36ミッションにトライできるほか、F-22ラプターやF-117ステルス戦闘機、ユーロファイターなど各国の最新鋭戦闘機が14種類登場する。また戦闘の様子を記録し、リアルに再現する“ビデオモード”も用意されている。「スーパーエアーコンバット3」は現在すでに発売中で、価格は8,800円(税別)。

発売元(株)システムソフト
価格8,800円
発売日発売中

(Sac3try.exe、21.9MB、ゲームデモ)

□スーパーエアーコンバット3 のホームページ
http://www.systemsoft.co.jp/PRODUCTS/amusement/SAC3.html
□スーパーエアーコンバット3 のダウンロードページ
http://www.systemsoft.co.jp/online/AM/LIB/Sac3try.html

(駒沢 丈治)


(c) 2000 SystemSoft Corporation

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