再生中のサウンドを録音可能にする「Virtual Audio Cable 2」
仮想サウンドカードを追加して、再生と録音が同時にできる
(00/05/11)
パソコンのスピーカーで再生しているサウンドを同時に録音するとしたら、通常は再生用と録音用に2枚のサウンドカードが必要になるが、2枚もサウンドカードを用意するのは気がひける。こんなときは仮想サウンドカードを1枚追加して、再生と録音を同時に可能にする「Virtual Audio Cable 2」を使ってみよう。
「Virtual Audio Cable 2」は、1枚のサウンドカードと1本のオーディオケーブルだけで、パソコンで再生されているサウンドを録音機能をもった別のソフトで録音できるようにするソフト。「Virtual Audio Cable 2」をインストールすると、パソコンに“Virtual Audio Cable”という仮想のサウンドカードが追加され、この仮想のサウンドカードを利用してサウンドを録音できるようになる。パソコンに組み込まれたサウンドカードの“Line In”と“Line Out”をオーディオケーブルでつなぎ、サウンドのプロパティで再生デバイスを「Virtual Cable 1 OUT」に、録音デバイスを「Virtual Cable 1 IN」にすれば録音の準備が整う。あとは、録音したいサウンドを「Windows Media Player」などのオーディオプレイヤーで再生し、「GoldWave」などの録音機能をもったソフトで録音するだけでよい。
同種のソフトに「Total Recorder」があるが、「Total Recorder」はそれ自身が録音機能をもっており、録音したサウンドを編集するにはいったんWAVファイルに保存する必要があるのに対して、「Virtual Audio Cable 2」は任意のソフトで録音できるため、サウンド編集ソフトを使って録音すれば、ファイルに保存せずにそのまま編集することができる。
【著作権者】Eugene Muzychenko 氏
【ソフト種別】デモ版(製品版はダウンロード販売 39ドル)
【バージョン】2.02(00/04/05)
□NTONYX
http://www.ntonyx.com/
(澤村 健太郎)