米Phone.com、WAPコンテンツ作成支援ソフト「UP.SDK」v4.0を公開
EZサービス向けHDMLコンテンツをWindwos上でチェックできる
(00/05/12)
米Phone.comは、IDOやDDIなどが提供するWAP対応携帯電話向けコンテンツの作成を支援するソフト「UP.SDK」v4.0を公開した。Windows 95/98/NT 4.0に対応したフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。なお、ダウンロードするには同社の提供する無料のデベロッパープログラムに登録する必要がある。
「UP.SDK」は、WAPコンテンツを閲覧できる携帯電話型ビューワー「UP.Simulator」や、SSL証明書作成ツール「CertMaker Tool」、開発者用の各種ドキュメントなどが含まれたWAPコンテンツの開発キット。「UP.Simulator」を使うと、インターネット上のWAPコンテンツをパソコン上で表示させることができる。WAPコンテンツを作成する際の表示確認に使ったり、既存のWAPコンテンツを「UP.Simulator」を使って楽しむことが可能だ。メニューの[Settings]-[DeviceSettings]で言語やフォントを日本語に設定すれば、日本語サイトも閲覧できる。
「UP.Simulator」で表示できるのは、EZサービスで利用されているHDML(Handheld Device Markup Language)のほか、WAP標準規格のWML(Wireless Markup Language)、WMLScriptなど。また、あらかじめ5種類の携帯電話スキンが用意されているため、海外の携帯電話の斬新なデザインを楽しむこともできる。そのほか、付属のドキュメントには、「WMLScript Reference」や「WMLScript Developer's Guide」があり、今後のWAPコンテンツ作成に役立つだろう。
【著作権者】Phone.com Inc.
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】4.0
□Phone.com Developer Program (HDML WMLコンテンツ制作支援サイト)
http://updev.phone.com/ja/
(小山 文彦)