NASAの公開データを使った“火星儀”シミュレーター「Mars3D」
歴代火星探査機の着地点を表示できるほか、回転やズームアップが可能
(00/05/23)
NASAの公開データに基づいて火星をレンダリングする“火星儀”シミュレーター「Mars3D」がリリースされた。Windows上で動作するフリーソフトで、現在作者ホームページから標準版と高解像度版がダウンロードできる。
「Mars3D」は、NASAの公開データに基づいて火星をレンダリングする、地球儀ならぬ“火星儀”シミュレーター。128万個に及ぶ頂点情報を元に、OpenGLを利用して火星を立体的に描画する。描画された火星は、マウスのドラッグ操作で地球儀のように回転できるほか、カーソルキーの上下で、ズームアップ・ダウンができる。ファンクションキーに歴代の火星探査機の着地点や、北極点・南極点などが割り当てられており、キーを押すだけでそのポイントを中心にして表示させることもできる。
カーソルキーの左右で解像度を変更することも可能で、地表面をよりシャープに表示させることもできる。ただし、あまり解像度を高くしすぎると、描画に時間がかかり、回転などの処理が遅くなってしまうので注意が必要だ。このほか、高度による配色や、光源処理の光の強さを変更することもできる。
作者のホームページによると、今後は地球をレンダリングする「Earth3D」や、金星をレンダリングする「Venus3D」などをリリースしていく予定だという。
【著作権者】Adrian Lark 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.3
□About
http://www.dialspace.dial.pipex.com/voodoopeople/planet3d.html
(新城 雅章)