【第51回】
製本シミュレーション「製本マスター」
君も今日から工場長! 「超百科事典」を受注して製本マスターを目指せ!!
(00/06/01)
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「製本マスター」のゲーム画面 |
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英和辞典の製本を完了! |
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ロボットに指示を出して製本作業を行う、近未来の工場長の気分を味わえるシミュレーションゲームが「製本マスター」だ。プレイヤーは“作業ロボ”や“運搬ロボ”などのロボットに作業場所を指示し、工場に備え付けられている製本機や丁合機を操作させて製本作業を行う。指示の方法には、プレイヤーがロボットを個別にマウスクリックして指示を出す「マニュアル運転」と、ロボットに作業内容を記憶させて自動で行動させる「オート運転」の2種類があり、スムーズに作業が進むようロボットをうまくコントロールしなければならない。ゲームモードはトライアルモードとビジネスモードの2種類で、トライアルモードは「CD歌詞カードを14時までに製本する」など決められた条件で製本作業を行う内容になっており、ロボットの操作や製本作業を練習することができる。ビジネスモードは製本作業だけでなく、「パソコンゲーム説明書」や「写真週刊誌」などの注文を受注して工賃(売上)を稼ぎ、ロボットや製本機を購入してより高い工賃の注文を受注しながら工場を切り盛りしていく内容。最終的には「超百科事典」を受注して製本を完了させるのが目標で、町のお店の女の子と結婚したり、ロボットを対戦させたりといった楽しいイベントも盛り込まれている。
一見簡単そうに見える製本作業だがなかなかクリアできない。ポイントは1日に3回やってくる「休憩時間」だ。休憩時間中はプレイヤーはロボットに直接指示を出せず、オート運転での自動作業となる。オート運転をうまく設定しておかなければ、休憩時間中は作業がスムーズにいかないどころか、完全に作業がストップして大きなロスになってしまう。筆者は、最も効率がよくなるようにオート運転を設定して、最低限の設備で仕事の数をこなし、売上を伸ばしてから一気に設備投資するという荒業をやってみたところ、数日のうちに「英和辞典」の製本を完成。しかしながら、ゲームを楽しむには徐々に設備投資をしながら進めたほうが楽しい。筆者も一から出直しているところだ。
【著作権者】小林 幸司 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】2.3(00/04/14)
【ファイルサイズ】466KB
□小林幸司ホームページ
http://hp.vector.co.jp/authors/VA015097/
(大蔵 峰樹)