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「数値地図25000(地名・公共施設)」のデータを地図上に表示する「Gnpf」

“地球地図”データを利用して道路や市町村界の表示も可能

(00/06/08)

「Gnpf」v0.90
 国土地理院がCD-ROMで販売している「数値地図25000(地名・公共施設)」のデータを地図上に表示するソフト「Gnpf」v0.90が、8日にリリースされた。Windows上で動作するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作にはVB 6.0ランタイムなどが必要となる。

 「Gnpf」は、国土地理院発行の「数値地図25000(地名・公共施設)」に収録されている公共施設や道路などの地名データを地図上に表示するソフト。国土地理院が評価用としてインターネット上で公開している「地球地図」データにも対応しており、道路や川、市町村界などのベクトルデータと重ね合わせて地名を表示することもできる。縮尺は2,950万分の1から1万分の1の範囲で81段階に切り替えられる。

 「数値地図25000(地名・公共施設)」には、収録された地名データを検索するソフトが同梱されているが、地名のほかに表示されるのは緯度や経度などの数値的なデータだけで、位置関係を把握することは難しい。「Gnpf」では、地名を地図上に表示できるため、各地名の位置をつかみやすい。

 地図上に同時に表示できるのは、“仙台市青葉区”や“東京都千代田区”など市区町村別に分類された単位か、“大学”や“図書館”“一般道路・バイパス”など種類で分類された単位ごとのいずれか。表示するデータを市区町村別で選択した場合は、選択した市区町村内の全ての種類の地名が、地名の種類で選択した場合は、選択した種類に当てはまる日本全国のデータが表示される。どちらで選択する場合も、同時に1単位の分類しか表示できず、“大学”と“短期大学”を同時に表示するといった使い方には現時点では対応していない。

 「Gnpf」は、国土地理院が評価用としてインターネット上で公開している「地球地図」データにも対応している。標準状態では、日本地図には県境が描画されるだけだが、「地球地図」のデータを利用することで道路や川、市町村界などのさまざまなベクトルデータが描画され、その地図に重ね合わせて地名を表示できるようになる。

【著作権者】茅沼 呼人 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】v0.90(00/06/08)

□From FLand - 日本地図-世界地図-地図ソフト
http://www02.so-net.ne.jp/~fland/

(新城 雅章)

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