Java開発環境「JBuilder 3.5 Foundation」の無償ダウンロードサービスが開始
JavaのソースファイルとGUIの作成、プログラムの動作確認が可能
(00/06/09)
インプライズ(株)は5日、Java統合開発環境「JBuilder 3.5 Foundation」の無償ダウンロードサービスを開始した。同社が販売している製品「JBuilder 3.5 Professional」や「JBuilder 3.5 Enterprise」の機能限定版として公開されたもので、Javaを使ってプログラムを開発できる。Windows 98/NT 4.0対応のフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。
「JBuilder 3.5 Foundation」は、Javaによるプログラム開発が可能な統合開発環境。作成したJavaのソースファイルをコンパイルするために必要なJDKは「JBuilder 3.5 Foundation」と同時にインストールされる。複数のソースファイルを一括管理できるプロジェクト管理機能と、プログラムの不具合修正を支援するデバッグ機能を備え、内蔵のテキストエディターでソースファイルを編集したり、ボタンやテキストボックス、エクスプローラ風のツリービューなどのコントロールをマウス操作で配置して、ウィンドウやダイアログのGUIを作成することができる。編集したソースファイルはクリック一発でコンパイルでき、複雑な設定は必要ない。
「JBuilder 3.5 Foundation」は、同社が販売しているパッケージ製品の「JBuilder 3.5 Professional」や「JBuilder 3.5 Enterprise」の機能限定版のため、Professional版やEnterprise版が備えている機能の一部が省略されているほか、開発したプログラムを他のユーザーがすぐに実行できるような配布用のファイルに出力する機能はもっていないが、開発中のプログラムを「JBuilder 3.5 Foundation」の上で実行して動作を確認したり、コンパイル後に出力されるclassファイルというJavaの実行ファイルを配布することが可能だ。
【著作権者】インプライズ(株)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.5(00/06/05)
□INPRISE Japan Online JBuilder
http://www.inprise.co.jp/jbuilder/
(日沼 諭史)
お詫びと訂正:
記事中に、コンパイルしたファイルを配布できないというような表現がありましたが、実際にはJavaの実行ファイルであるclassファイルに出力して配布することが可能です。お詫びとともに訂正させていただきます。