窓の杜棋院 囲碁でGO!
オンラインソフトで目指せ本因坊!!
(00/06/13)
“囲碁”という言葉を聞いたことがあっても、実際にはルールは知らなかったり
「ジジくさいのでは?」と思う人もいるかもしれない。しかし、囲碁は将棋やチェス
よりもルールは簡単。碁盤の上に白と黒の碁石を交互に置いていき、自分の碁石で相
手より広く陣地を囲んでいく陣取りゲームで、そのルールは“3分”で覚えられ、“3
歳”児が理解でき、その時点で“30級”の実力だというところから、「3分3歳30級」
と言われる。このように誰でも楽しめる囲碁は、碁盤がなくてもオンラインソフトを
使えばすぐに始められる。入門者向けのソフトから、対戦機能を備えた本格的なソフ
トまで、徹底的にプレイして囲碁ソフトの本因坊を目指そう!
なお、碁盤の大きさには“標準盤”である19×19マスの“19路盤”や、入門者向け
“9路盤”と“13路盤”がある。また、ハンデをつけるため対局前にあらかじめいく
つかの碁石を置く“置石”のほか、碁石を取られる一手前の“アタリ”など、囲碁に
はとにかく専門用語が多い。参考書や囲碁のホームページで予習しておくと、より楽
しく囲碁ソフトを活用できるだろう。
□日本棋院囲碁ホームページ
http://www.nihonkiin.or.jp/
□囲碁データーベース
http://www.fin.ne.jp/~igo/
□囲碁ルールについて
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/igo/
■ まずは一人で打って囲碁のルールを覚えよう
碁盤を持っていなくても囲碁を始められる「囲碁盤」
「囲碁盤」は、碁盤を持っていなくてもコンピューター上に碁盤を用意できる碁盤
ソフト。コンピューター対戦など1人で囲碁対局を楽しむ機能はないが、9/13/19路盤
と2~9個の置石を設定でき、囲碁のルールに従って囲んだ碁石を自動で取ってくれる
機能をもっている。また、対局をファイルに保存したり、保存したファイルを読み込ん
で続きをプレイできる機能があり、同じ場面を何度も練習することが可能だ。一人で
ルールを覚えるために使うもよし、友達と一緒に相談しながら遊ぶのもよし。新聞や
書籍に掲載されている囲碁対局などを再現してファイルに保存しておけば、レベルアッ
プのための勉強に使うこともできる。
【著作権者】TM WorkS / Herbie 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0b
□囲碁盤(Windows3.1/ゲーム)
http://www.vector.co.jp/soft/win31/game/se006475.html
■ 詰碁で定石を学ぼう
詰碁の問題を何度も繰り返すなら「詰碁集」
「詰碁集」は、詰碁の問題を作成して問題を解くことができるソフト。囲碁の専門
書などに掲載されている詰碁の問題と、その問題の正解手順や失敗手順を自分で碁石
を置いて再現し、ファイルに保存することができる。保存した詰碁の問題を読み込ん
で、一手一手打っていくと、その手が正しいかどうかを○×で判定してくれるため、
解決方法を繰り返し学習することができる。囲碁は実戦を重ねれば重ねただけ上達し
ていくといわれるが、実際にコンピューターや友達を相手にする以外にも、過去に行
われた試合のアタリや逃げ方のシミュレーションも大事。「詰碁集」を使ってあらゆ
る場面を繰り返し練習して腕に磨きをかけていこう。
【著作権者】上野 豊 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.7
□作者 上野 豊
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an015512.html
■ コンピューター対戦で実力をつけよう
雰囲気のある演出でコンピューターと対戦できる「The 囲碁」
「The 囲碁」は、コンピューター対戦機能をもった囲碁ソフト。コンピューターの
強さのレベルは「初心者」から「最強」まで5段階から選択でき、9/13/19路盤と2~
9個の置石を設定して対局できる。自分の碁石が囲まれる寸前に警告してくれる“ア
タリ警告”は囲碁のルールの学びはじめに便利な機能だ。そのほか、自分が陣取った
部分の“地目”をいつでも計算できる機能や、現在の碁盤の状況をファイルに保存し
て後でゲームを再開する機能もある。対局中のBGMや碁石を置いたときの効果音など、
雰囲気のある演出で気分を盛り上げてくれる。5段階の強さのコンピューターすべて
に勝ち抜くことができるか、腕試ししてみよう。
【著作権者】(株)サクセス
【ソフト種別】シェアウェア 1,200円
【バージョン】1.0
□作者 (株)サクセス
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an018637.html
■ ネットワーク対戦対応の囲碁ソフトで友達相手に力試し
ネットワーク対戦対応の「碁」
「碁」は、ネットワーク対戦対応の囲碁ソフト。コンピューター対戦機能はもって
いないが、LANやインターネットを使って他のユーザーとオンラインで対局できる。
また、“詰碁”と“定石”の問題ファイルが用意されており、プロの趙治勲と武宮正
樹の対局など、過去に実際にあった対局の棋譜を再現できるため、ルールやコツを覚
えたり、ハイレベルな対局を見て参考にすることもできるだろう。コンピューター対
戦で勝てない人も、物足りないと思っている人も、知人や掲示板などで探した相手と
対局して徐々にレベルアップしていこう。“待った”や“パス”もあるが、使うかど
うか前もって相談しておかないとケンカになるかも。
【著作権者】C.Sagara 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.01
□作者 C.Sagara
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an011804.html
■ 誰でも楽しめる囲碁風ゲーム
コンピューター対戦五目並べ「伊達五目」
「伊達五目」は、コンピューター対戦も可能な五目並べソフト。石を置いた場所や、
その手によって何連になったかなどを一手ごとにウィンドウ右側に表示してくれる。
さらに、現在の石の配置状況を自動で判断して最適な手を提案してくれる機能や、自
動で石を置いて四連を防いでくれる「入力補助」機能なども用意されているため、うっ
かりミスによる負けを減らすことができる。現在の盤の状況をファイルに保存でき、
対局中にゲームを中断しても後でファイルを読み込んで再開することが可能だ。
【著作権者】ToMo 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.12(98/04/03)
□ToMo's Page
http://www.vector.co.jp/authors/VA009422/
4×4×4の3次元に縦横斜めの直線を作る「めちゃ強い3次元4目ならべ」
「めちゃ強い3次元4目ならべ」は、4×4マスの盤が縦に4枚重なった立体的な空
間を利用する四目並べゲーム。プレイヤー同士、または3段階のレベルのコンピュー
ターと対戦できる。赤と青の玉を交互にマスに置いていき、1枚の盤で自分の玉を縦
横斜めの直線に並べるか、4枚の盤をまたいで縦横斜めの直線に並べた方が勝ちとな
る。自分の玉を並べることばかりに気を取られているとあっという間に負け、1枚の
盤だけを気にしていれば立体的なラインを狙われてしまう。玉が3つ並んだ時に警告
してくれる機能を利用しつつ、あらゆるラインに目を配らなければコンピューターに
勝つのは難しい。あなたは全てのレベルのコンピューターに勝利できるだろうか。
【著作権者】バカボンの弟の友達 氏
【ソフト種別】シェアウェア 500円
【バージョン】1.0
□デジタルおもちゃ
http://www04.u-page.so-net.ne.jp/ka2/suemoto/
(山崎 真裕)