【第11回】
「Panopticum Fire」
メラメラと燃える炎を簡単に作れるプラグイン
(00/06/21)
最近いろんなところでファイヤーパターンが見られるようになった。確かに、ぱっと見のインパクトが強いので、ロゴやイラストなどを目立たせるためのアクセントにはちょうどいい。そこで今回は、画像にめらめら燃え上がる炎のイメージを簡単に追加できるプラグイン「Panopticum Fire」を紹介しよう。
「Panopticum Fire」を起動すると、左上のプレビュー画面に、選択したレイヤー上に画像が燃え上がっているアニメーションが表示される。プレビュー画面のすぐ下にある8つ正方形に並んでいる丸ボタンで炎が燃え上がってゆく方向を45度単位で8方向に変更できる。炎の形を変更をしたい場合は、画面中央にある6つのパラメーターを調節する。上から、[OXYGEN]は炎の中心部分の長さ、[TURBULENCE]は炎のゆらぎ具合、[SPECKLE]が炎の太さ、[AMPLITUDE]が炎の振動幅、[DENSITY]が炎の数、[ALPHA]は炎の色幅、すなわち発光度だ。また、炎にアクセントを加えたい場合は、画面左側にある3つのボタンが効果的だ。[Spark]では、炎が強く光る効果があり、[Glow]で炎を黄色く輝かせ、[Drop]で火の粉が落ちる効果を得ることができる。
「Panopticum Fire」のパラメーターの数はかなり多く、他にも炎の色を変えたり、選択した画像が炎で焼け焦げてなくなってしまったような効果を与えるパラメーターもあるので色々試してみると面白いだろう。もし気に入ったパラメーターの設定ができたら、設定をファイルに保存することもできる。
【著作権者】Panopticum LLC
【ソフト種別】シェアウェア 49.99ドル
【バージョン】2.0
□Panopticum
http://www.panopticum.com/
(勝木 麻友)