タイピングｄｅゲーム!!
相撲や格闘ゲーム、外国語学習ゲームで遊びながらタイピング練習！
（00/07/11）キーボードはパソコンを使う上で欠かせないが、たくさんのキーの位置を身体でおぼえないとスムーズにキー入力ができない。しかし、手元のキーボードを見ないで思い通りに指を動かせるようになりたくても、単調な練習方法だとすぐに飽きてしまいがちだ。そこで今回は、相撲や格闘ゲーム、英語や中国語の外国語学習ゲームなどで遊びながらタイピング練習ができる6本のオンラインソフトを紹介する。
相撲ゲームでタイピング練習ができる「Pushどすこい」
「Pushどすこい」は、相撲ゲームを楽しみながらタイピング練習ができるソフト。超初級から超上級まで、自分のタイプスピードにあったレベルを選択して練習できる。表示された文字列を正確に素早くタイプすればユーザー側の力士がつっぱりで相手を押し、逆にタイプミスをしたり入力が遅いと、相手側の力士がジリジリと寄せてくる。タイプする文字列は、どのレベルも最初の勝負（初日）は全て同じ文字が表示され、一文字を連打するだけで勝利できるが、千秋楽が近づくにつれ徐々に入力する文字の種類が増えていくので、だんだんと勝利することが難しくなっていく。初心者の人は、まずは超初級から始めて、徐々にステップアップしていこう。また超上級は速度、正確さともに1勝するのも至難の技といえる難易度の高さ。タイピングに自信のある人は是非一度挑戦してみよう。
【著作権者】MTFJ 氏
【ソフト種別】シェアウェア 500円
【バージョン】1.15（99/08/09）
□作者: MTFJ
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an016779.html
「Ozawa-Ken」は、格闘ゲームの要素を中心に3つのゲームが楽しめるタイピング練習ソフト。ゲームの主体となる単語入力の速さと正確さを競う対戦モードに加え、基本的なキー配列を覚えることを目的とした「瓦割りゲーム」、キーを正確に打つ練習がメインの「板割りゲーム」がある。対戦モードでは、素早く正確なタイプを行うことで技を繰り出し敵にダメージを与える。また、何度か入力が成功すると連続技であるコンボのチャンスとなり、成功すると敵に大ダメージを与えることができる。逆にタイプミスは敵にコンボチャンスを与えてしまうが、その際、自分が直前にタイプミスをした単語を素早く入力できれば、敵の連続攻撃をかわすことが可能だ。実写をベースとした格闘キャラは動きもユニークで、思わずハマッてしまう。また、ローマ字の表記は個人の癖にあわせてカスタマイズすることができる。優れたゲーム性に加え、常にホームポジションが表示されたキーボードなどインターフェイスもよく練られており、初心者、上級者を問わずおすすめできるソフトだ。
【著作権者】比護 賢之 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.2（00/01/26）
□higopage
http://station.vallab.com/~higo/
□窓の杜 - Ozawa-Ken
http://www.forest.impress.co.jp/library/ozawaken.html
「タイピング養殖マリモ」は、マリモ作りを題材にしたタイピングゲーム。ゲームの目的は高収入のマリモ職人を目指すこと。出題された単語をタイプすると、女の子のキャラクターが傍らに積まれたマリモの山から、養殖マリモを作成し瓶詰機に乗せる、という一連のアニメーションが表示され、得点（収入）がカウントされる。養殖マリモをこねた回数、瓶詰機にのせた養殖マリモの数などが変化して単価が上がり、高い収入が得られる仕組みだ。タイプミスをする度に、5つある画面左上のマリモマークが減っていき、マリモマークがゼロになるか、瓶詰機上のマリモがなくなればゲームオーバーだ。獲得した得点は、作者のホームページ上でランキング登録できるので、自分のレベルを他のユーザーと比べるなどの楽しみ方もできる。レベルは3タイプ用意されているが、いずれも難易度はそれほど高くないので初心者のユーザーでも十分楽しむことができるだろう。マリモという題材もユニークだが、インターフェイスなどのグラフィックも可愛らしく独特の雰囲気が楽しめるソフトだ。
【著作権者】赤尾 鉄平 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.2.3.4（00/05/28）
□Studio鉄
http://www2.tky.3web.ne.jp/~tetupei/
「スカイタイピング」は、タイピング練習をしながら英単語も学べてしまうソフト。「日本語→英語」モードと「英語→日本語」モードの2種類がある。「英語→日本語」モードでは、画面上から落下してくる英単語をローマ字入力すると和訳に変わるので、次に和訳をローマ字入力して正解すれば、落下してくる単語が消えて1問クリアとなり得点が追加される。また、「日本語→英語」モードでは日本語の単語が落下してくるので、日本語の単語を入力後に英訳を入力して消していこう。入力が間に合わず単語が画面の一番下まで落ちてしまうとゲームオーバーだ。一般的な落ちゲーの要素であるランダムな落下速度など、ゲームを盛り上げる要素もいくつか含まれており、高得点を得るためには素早いキー入力に加えて正確な判断力も必要だ。なお、「スカイタイピング」は、TOEIC、TOEFL向けの英単語など5,000語以上が登録されたシェアウェアだが、作者のホームページには英単語の数が400語に制限されたフリー版の「フリースカイダイビング」も用意されている。
【著作権者】大上 宝朗 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】3.15（00/05/31）
□スカイタイピング
http://www1.odn.ne.jp/t-oogami/
「輸入王Light Edition」は、簡体字中国語の漢字の読みを学べるタイピング練習ソフトだ。2段階・6種類の難易度から選択できるほか、5段階の制限時間も設定することが可能だ。出題される中国語の読みを、“ピンイン”と呼ばれる中国語のローマ字表記と、音節ごとに一声から四声までの発音記号を数字で入力して解答する。例えば上海なら“shang4hai3”のように入力すると正解になる。どのレベルも一回のゲームで50問出題され、うち8問不正解した時点でゲームオーバーとなる。ゲーム終了時には解答率や成績に対するコメントが表示され、繰り返しゲームを行うことで学習の度合いをはかることが可能だ。日常生活では見慣れない簡体字中国語の読みに加えて、発音も複雑なため、ゲームとして楽しむにはある程度の基礎知識が必要だが、中国語の読みや発音を鍛えたい人などには楽しめるゲームといえるだろう。
【著作権者】Tomo 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.10（00/06/11）
□Chinese Software Laboratory
http://www.vector.co.jp/authors/VA020619/
「カチャぴん！」は、キーをタイプすることでキャラクターを育てられる育成ゲーム。「カチャぴん！」をバックグラウンドで動作させながら、テキストエディターなど他のソフトでキー入力を行ったときにもカウントされ、入力すればするほどペットが様々なことを覚えて成長していく仕組みになっている。また、ユーザーのキーボードの使い方によって性格が変わっていったり、アイテムを発見して生活が変化していくなど、キー入力を行うだけで様々な展開を楽しむことができる。画面サイズやバックグラウンド表示などは設定で変更可能だ。また、LANで接続しているパソコンの「カチャぴん！」ユーザー同士でメッセージを送り合うこともできる。なお、バーチャルのロムカセット1本にペット1匹の情報が記録されており、ロムカセットを追加購入することで別のペットを育成することも可能だ。試用はキータイプ1万回までという制限付きとなっている。
【著作権者】（有）エイジ
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】1.01
□カチャぴん！
http://www.age-ent.co.jp/Kachapin/（福田 泰隆）
