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実行ファイル解析ソフト「eXeScope」v6.00が公開

アプリケーションのメニューやダイアログも書き換え可能

(00/07/12)

「eXeScope」  実行ファイル解析ソフト「eXeScope」v6.00が、2日に公開された。EXE/DLLファイルを解析し、ファイルが含んでいるメニューやダイアログなどのリソースデータを編集したり、ファイルのヘッダー情報を調べることができる。Windows 95/98/NT 4.0に対応したシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「eXeScope」は、EXE/DLLなどの実行ファイルを解析するソフト。実行ファイルが含んでいるメニューやダイアログ、テキスト、アイコン画像などのリソースと呼ばれるデータを抽出したり、ファイルの詳細なヘッダー情報を表示できる。リソースデータのうち画像データは表示できるだけだが、メニューやダイアログ、テキストは編集することができ、リソースデータを編集した実行ファイルはそのまま上書きして保存可能。テキストは「eXeScope」内蔵のテキストエディターで直接編集でき、メニューは項目をツリー表示して既存の項目の名前を変更したり、新しい項目を追加することができる。

 また、ダイアログを編集する場合は、ダイアログとダイアログに含まれるボタンやテキストボックスなどのコントロールのデザインも変更できる。数値を直接入力してサイズを変えたり、タイトルバーやスクロールバーの有無、境界線の表示方法といった設定をマウス操作で変更してダイアログやコントロールの見た目を変更できる。変更後のダイアログは「eXeScope」上でテスト表示できるため、ソフトを実行せずに実際の表示を確認することが可能だ。英語版ソフトのリソースデータを日本語に書き換えて、使いやすくするといった用途が考えられるだろう。

 ただし、リソースデータの書き換えによってソフトが誤動作する可能性がある点に注意。リソースデータを書き換えたソフトは個人使用にとどめよう。

【著作権者】とし 氏
【ソフト種別】シェアウェア 2,000円
【バージョン】6.00(00/07/02)

□自作ソフト紹介 & Delphi Programming TIPS
http://hp.vector.co.jp/authors/VA003525/

(日沼 諭史)

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